無理をせんこと。

反応がないことは割とあるんでね。特に無理やり連れて来られているお客様は無反応なこと多いし。そういった方は笑わへんので淡々と話します。

お客さんが静かというときもあるけど、そやからいうてお客さんをいらったり下ネタ振ったり笑わせようと無理すると、後々マイナスイメージになってしまうからね。
 
 

ざこば師匠の(見習うところ)(見習わないところ)を教えてください

ざこば師匠、、、非常に正直な方ですわ。「ウソは絶対につくな!」と言われていたので、尊敬している。首尾一貫として自分もウソもつかずに見習っていきたい。

うーん、、見習わない所は、、、交友関係が広すぎて、トラブルに巻き込まれることがしばしばあるようです(笑) 病気になって、より真面目な部分がずっと出てる。昔のようにもう少しええ加減な気持ちで、したらいいかもしれへんね(笑)

そういえば、「塩鯛さんは枕が特徴的ですね。」とよく言われるのだけど、ざこば師匠の影響が大きいです。枕に自分の経験を入れてネタにされているんです。昔からある形のきっちりした枕をふるのは、あんまりやるなと言われてきた。

米朝師匠の枕が多いんやけどね。今の落語は、ほとんど米朝師匠の落語と知らずにやってることが多いんですわ。枕は定番の話があるんですよ。ついつい使ってしまうんですね。

そこに、自分のオリジナル(自分が見てきたものや体験など)を入れたらオンリーワンになる。できるだけそういう風に話しなさい。という教えだった。ざこば師匠自身、枕で経験の話をされていたからね。よそにない自分だけのネタになります。

米朝(べいちょう)師匠は、落語でとちっても、「とちりましたなぁ」と笑いに変えてしまう。お客さんは「私が聞き間違えた」と、こうなるんですよ(笑)

ちょっと話は変わりますけどね、落語という仕事には、社会的信用があると思っています。漫才師よりも落語家の方が銀行はたくさんお金を貸してくれるからね。お客さんの反応見てても信用があるから「聞き間違えた」になるのかなと(笑)。
 
 

奥様の好きなところと、奥様から怒られることを教えてください

そうですねー、、ずっとお金のことは言わない。給料が少ないときから言わないので感謝している。それは良い所だと思う。食事も気をつけてくれているし、ありがたい。

怒られるのは、しょっちゅうですわ。もう癖になっているのだけど、しゃべりながらスマホいじっているとよく怒られる。「どっち見てしゃべってんの!」ってね。

そうそう、今年の正月は入院してたんで、退院してから保険金のこと聞いたんですね。
そしたら、「あんたが70歳までに死んだら私に1800万入る。でも70歳以上で死んだら300万」って!聞かなきゃ良かった。意地でも70歳以上生きてやると思いました(笑)。
ほんま女は怖いですね。
 
 

これが桂塩鯛の魅力だ!とご自身で思われていることを教えてください

なんとなく落語の雰囲気でおしゃべりできるようになったかな。若い時は勢いでやってた。全部力入れて100%でしていたので、聞いている人は恐らくしんどかったと思う。
力抜く時は抜く。というのがやっとできてきた気がする。
 
上のお師匠さん見たらみんなそう。力入れて話すことないじゃないか。何でそうなったかわからない。人生経験なのか?落語になり40年間で見についたキャリアなんでしょうね?

その中でお酒は、ぜひ聞いてもらいたい。特に自分が凝ってやってきたものね、それがつまりお酒の話なんですよ。

まぁ色々人によってキャラクターがあります。例えば、優しい若旦那さんが出てくる話もやってますけど、やっぱりそういうことになるともっと良い人もいるしね。自分の中にはあんまりそういうキャラはないしね。それやったら、もっと自分のアピールできるようなのがしたい。僕の場合は、やっぱりお酒の話ですね。

本日は、ありがとうございました!

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桂 塩鯛

桂ざこば一門の筆頭弟子。
昭和30年2月9日 京都市生まれ
昭和52年に入門以来、芸歴41年。
「米紫」「鯛蔵」「小鯛」の3人の弟子をもちます。
師匠譲りの迫力のある落語で、特に「替り目」「らくだ」などの人情味のある噺や
お酒の噺が得意です。
趣味・スポーツは魚釣り、野球観戦(レッドソックス)、「男はつらいよ」鑑賞
スポーツ ゴルフ、野球、ウオーキング 。

                                   

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