10.筋違いに建立された本殿

一般的には神社の本殿は、楼門の正面に造営されている。北野天満宮が造営される前から、地元の氏神である地主神社があったことから、本殿は西側に逸らせて建てられている。
本殿の裏北東に地主神社がある。

11.星欠けの三光門

本殿の前にある中門。一般的には三光門には日・月・星が彫刻されているが、星が見当たらないので星欠けの三光門と言われている。
真北の北極星が輝いているので、彫刻されなかったとも言う。

彫刻に太陽と月は容易く見つけられる。しかし。上図の三日月もあるので、三つ目の図は星とも言える。
諸説ありなのか?

12.大黒天の燈籠

三光門前の東にあり、台座には大黒様が彫られている。大黒様の鼻に小石をのせて落ちなければ、お金に困らない。
落ちないことから、受験生に人気がある。

13.織部石灯籠

東廻廊の前に立つ。古田織部(安土桃山・江戸前期の武将、茶人織部流茶道の祖)創案の灯籠といわれ、下部正面にマリア像が刻まれている。別名、切支丹灯籠といわれている。

14.絵馬所

楼門を入った左手にある。
慶長年間の建造で、古い絵馬が奉納されている。

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この記事を書いたKLKライター

自称まちの歴史愛好家
橋本 楯夫

 
昭和19年京都市北区生まれ。
理科の中学校教諭として勤めながら、まちの歴史を研究し続ける。
得意分野は「怖い話」。
全国連合退職校長会近畿地区協議会会長。

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昭和19年京都市北区生まれ。
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全国連合退職校長会近畿地区協議会会長。

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