京 冨田屋文化茶論 第二回ゲスト「株式会社松栄堂 代表取締役社長 畑 正高氏」

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京流、香りの楽しみ方

「香りは日本人の教養の原点であり、生活に根付いたもの」と語る畑社長。
400年の歴史をもつ香道の文化や、源氏物語と香りのつながりなど奥深きお香の世界を優しく語りかけてくれる社長のお話に思わず聞き入ってしまいます。
また、香りは最高の癒しであり心落ち着く贅沢でもあります。
お香は控えめに少しずつ楽しむのが極意だそうで、なんだか人生のあり方と似たものを感じますね。

お話の後半では、おうちでMYお香が作れるキットで、お香づくりに挑戦します。
香りをブレンドするときには、イヤなことを思い出し「コンチクショー」と念じるのがコツだとか。
その他、思わず食べてしまいそうになるラムネのようにかわいいお香や、シナモン、ラベンダーの香りなどさまざまなお香を紹介します。
この芳しき香りを映像でお伝え出来ないのが残念!お香って私たちにとって身近なものなんだと、気づかせてくれる楽しいひと時をご堪能ください。

香老舗 松栄堂
今から300年ほど前、京都に創業して以来、今日まで香づくり一筋に歩んでまいりました。 私たちがお作りするのは、宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席で用いる香木や練香、お座敷用のお線香や手軽なインセンス、匂い袋など「香百般」。 香文化の担い手として、時の年輪を暖簾に刻みながら、これからも香りの歴史を重ねてまいります。

  

京 冨田屋文化茶論「峰子と晃嗣の部屋」とは

京都・西陣の地で明治18年以来、呉服商として京町家の姿を守り続けた冨田家13代目・田中峰子氏。
この西陣老舗当主の念願は、京都の文化とは何か、守るべき文化とは何かの真髄を極めるべく、ともに語らい学び、それを伝える場を作ること。

今回、強力な助っ人・元同志社大学学長・村田晃嗣氏とともにホストを務め、ゲストと語らう井戸端会議が実現します。
それが「京・冨田屋文化茶論 峰子と晃嗣の部屋」です。

老舗当主としての経験と想い、大学教授の深淵なる見識。
一見すると硬いトークかと思いきや、さにあらず。
気さくな性格の2人が織りなす軽妙な会話にゲストも思わず本音がポロリ。
だから井戸端会議なのです。
読者の皆さんも茶論でのひと時をチラリと覗いてみてください。

富田屋について

江戸中期に初代冨田屋藤兵衛が伏見で両替商を始めたのが冨田屋の起こりです。
明治維新時の鳥羽・伏見の戦いで店舗の全焼を経て、1885年(明治18年)に西陣の地に現在の店舗が建てられました。
明治の大店町家の典型として1999年に国の登録有形文化財に指定、現在に至ります。

京都体験・着物体験|西陣 くらしの美術館 冨田屋
西陣くらしの美術館・冨田屋(とんだや)は京都の西陣で昔からの伝統や生活を今も受け継ぎ、京町家として国の登録有形文化財の指定を受けている老舗呉服問屋です。町家見学や着物体験など京都の旅をより満喫出来る文化体験も実施しています。

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この記事を書いたライター

[田中 峰子]
冨田屋第十三代当主
西陣くらしの美術館 冨田屋 代表取締役
きものマナースクール 古都の風 和道会学院長

[村田 晃嗣]
同志社大学 法学部教授
同志社大学 第32代学長

|冨田屋第十三代当主・同志社大学 第32代学長|文化茶論/華道/お香/対談