
世界に誇る京女 細川ガラシャ物語
可憐、清楚、聡明、気高い、気丈、慈愛…「京女」から連想される言葉です。これらの要素をすべて備えていたのが細川ガラシャ。大河ドラマ『麒麟がくる』で残念だったのが、芦田愛菜さん演ずる細川ガラシャの出番が少なかったことですよね。巷では『麒麟がくる』の外伝が企画されるかも?との噂も。ぜひガラシャの悲劇も取り上げてもらいたいものです。その前にまずはガラシャ物語をどうぞ。【編集部/吉川哲史】
細川ガラシャ。あるときは慈愛の女神のごとく微笑み、またあるときは烈女のごとき強さを見せる、ふたつの顔をもった神秘なる女性。その誉れある生きざまは宣教師によって海の向こうにまで伝えられることになります。オーストリアのウィーンで、ガラシャをモデルに日本の気丈な女性を描いたオペラが上演されたのは、彼女の死からおよそ100年後のことでした。
(編集部/吉川哲史)
【参考文献】
女たちの本能寺/楠戸義昭
日本史を動かした女性たち/北川智子
明智光秀10の謎/本郷和人 細川珠生
歴史人「光秀と秀吉」/KKベストセラーズ
女たちの本能寺/楠戸義昭
日本史を動かした女性たち/北川智子
明智光秀10の謎/本郷和人 細川珠生
歴史人「光秀と秀吉」/KKベストセラーズ


ガラシャの花嫁行列が通ったとされる道。