女性にもおすすめ!魅惑のストリップ劇場【DX東寺】

京都を代表するお寺のひとつが東寺。
東寺といえば、東寺五重塔のてっぺんと北山通の標高がほぼ同じになることも有名ですよね。

その東寺の北東にある「慶賀門」から少し北へ歩を進めると、右手に見えてくるのがDX東寺(デラックスとうじ)。そう、ストリップ劇場です!

私は22歳の頃に就職活動で赴いた東京で初めてストリップを見て、その美しさに圧倒されました。そしてこの8年間で14人以上をストリップ劇場に連れて行きました。(友人、彼氏、同僚、以前勤めていた会社の社長や取締役、取引先の人まで…)自称ストリップ劇場観光大使です。(笑)
アラサー女性の私ですが、 一人で行ったことも何度かあります。

そんな私が、恐れ多くも東寺の名を借りるストリップ劇場「DX東寺」をご紹介します。
…と、その前にまずはストリップ劇場についてご説明しますね。

 

ストリップ劇場ってどんなところ?

「ストリップ劇場」にたいして、どんなイメージを持っていますか?

「女性の裸を見て、初老の男性客が鼻息荒く興奮している怪しい場所?」
「じゃんけんで勝ったお客さんが踊り子さんと舞台で"本番"をする無法地帯?」
…どっちも違います!

確かに未成年は入場できませんし、昔は舞台上で"本番"をすることもあったようです。
しかし、最近のストリップ劇場は女性でも入りやすい健全な雰囲気です!

もちろんストリップなので裸ですが「鼻息荒く興奮してしまうようなムンムンなエロさ」を押し出すことはほとんどありません。むしろ爽やかさすら感じます。

ちなみに、夜のイメージが強いかもしれませんが、大体は午前中〜昼ごろからやっています。オープン時間は各劇場のHPやSNSを確認してみてください。イベントの日などはオープン前から並ばないと席を確保できないこともあります。

2022年11月追記————
ストリップといえば全裸を思い浮かべる方が多いと思いますが、規制により最近は下半身の下着をつけたままです。とはいえ、かなり際どい下着なのですが。

ストリップの魅力

踊り子さんはみんな綺麗で、ほどよく筋肉のついた裸体の美しさはまるで絵画や彫刻のよう!あわいスチームに包まれ、スポットライトに照らされ、汗ばんでキラキラ光る肌の美しさたるや…。
ガサガサになりがちな踵だって、謎のぶつぶつができやすい背中やお尻だって綺麗なんです。

現在のストリップはほとんど音楽とダンスだけ。笑いを誘うコミカルな表現が得意な方、エアリアルシルクと呼ばれるアクロバティックな空中ショーが得意な方、豊かな表情でストーリーを表現するのが得意な方など、踊り子さんそれぞれに魅力があります。

はじめは服を着ていますが、音楽に合わせてダンスしながら徐々に脱いでいきます。上の衣装を脱ぐと全く違う衣装が出てくることもあるので、衣装チェンジに注目して見るのも楽しいですよ。

常連のお客さんの中にはリボンさん・タンバさんと呼ばれる盛り上げ隊がいます。
リボンさんは踊り子さんの見せ場でリボンを広げ、タンバさんはタンバリンを叩いて盛り上げます。

踊り子さんと、客席で盛り上げるタンバさん

踊り子さんが決めポーズをしたらみんなで拍手、アップテンポな曲の時はみんなで手拍子など、他のお客さんも踊り子さんを応援します。会場内は踊り子さんを応援する気持ちにあふれています。初めての方や慣れていない方は、周りのお客さんの真似をして手拍子してみましょう!

公演の流れはどの劇場でもほとんど同じで、4,5人の踊り子さんが順番に4回ずつ公演します。
1人の踊り子さんによる「ダンス、ポラロイド撮影※、オープンショー※」×4,5人×4公演を1日で行います。

※ポラロイド撮影
お値段は劇場により違いますが、1枚500~1000円で踊り子さんの写真が撮れます。希望すれば2ショットを撮ることもできますよ。(新型コロナウイルス感染防止のため、2ショットができない場合もあるそうです。)お金を握りしめて、応援したい踊り子さんの列に並びます。ポラの時間は、常連さん同士で楽しくおしゃべりしていたり、踊り子さんを中心に会場全体で雑談したり、終始わきあいあい!

※オープンショー
アップテンポな曲に合わせて、ノリノリでお股をみせてくれるショー。お客さん全員に見えるように舞台の端から端まで回ってくれます。

このように、ストリップ劇場でしか味わえない空気があります。
舞台が好きな方、アートが好きな方、昭和レトロが好きな方も楽しめると思います。
一度行ってみようかなと思った方は、ぜひ「「「早めに」」」行くことをおすすめします!

 

守りたい!日本のストリップ文化

なぜ「早めに」なのか…
その理由は、日本からストリップ劇場がなくなってしまうかもしれないからです。

日本に300ヵ所以上あったらしいストリップ劇場は、現在20ヵ所以下にまで減っています。
ストリップ劇場は風営法により、一度閉館すると二度と新しく作ることができません。つまり減る一方なのです。いま見ておかなければ、日本でストリップを見ることが出来なくなるかもしれません。

日本に残るストリップ劇場

15年以上前、京都にもうひとつ「新星DX伏見劇場(元・伏見ミュージック)」というストリップ劇場がありました。「A級伏見」の名前で親しまれていたようです。1962年から営業している歴史ある劇場でしたが、惜しまれながらも2005年に閉館。
中国地方唯一の広島第一劇場も2021年5月に閉館が決定してしまいました。
2021年3月16日京都新聞の記事に「コロナで苦境のDX東寺」とありましたので、DX東寺もいつまで営業しているかわからない状況です。

一度も行ったことがない方、むかし行ったことがあるけど最近は行っていない方、後悔する前にストリップ劇場に行きましょう!!

 

女性にこそオススメ!

「女性が行くなんて…ましてや一人でなんて危険じゃない?」と心配される方もいますが、私は危険な目にあったことはありません。

常連さんはストリップ愛が強いので「劇場を守りたい」思いから、女性にも初心者にも気を遣ってくれる方が多いです。
緊張して遠慮がちに後ろの席に座ったら、前の人に「ちゃんと見える?もっと前の席空いてるよ」と心配してくれたり、マナーがわからなくてコソコソとドリンクを飲んでいたら「飲食OKだよ」など優しく教えてくれたりしました。
かといって、むやみやたらとベタベタ話しかけられた経験も今の所ありません。みなさん、女性客より踊り子さんに夢中です。

また、ここ数年は女性客も若い男性客も増えています。女性客の割合は体感で0.5割〜1割ほどです。入場料金も女性割引してくれる劇場が多いのでお得ですよ。


 

京都唯一のストリップ劇場「DX東寺」はどんなところ?

空中ショー、シルクのイメージ

場所は京都駅から徒歩15分ほど。閑静な住宅地の中にあります。
天井が高いので、空中ショーは大迫力!

ほとんどのストリップ劇場がそうですが、開場時間内なら入退場自由で再入場も可能です。
ただし、スマホなどの電子機器をカバンから出すのは禁止です。

トイレは男女共同なので女性は戸惑うかもしれません。場所は入ってすぐ右側にあります。女性は小便器に向かう男性の後ろを通って、奥の個室に行かなければなりません。
抵抗のある方はどこかで済ませてから入場した方がいいかもしれませんね。

「いざDX東寺へ!」と思った方にひとつ注意事項があります。DX東寺は初心者にはあまりおすすめ出来ない「素人大会」をしている期間があるんです。
この期間は踊り子さんではない素人の女性が、少々過激な企画をしたり、お客さんとイチャイチャ触れ合ったりしています。
一度だけ一人で参戦したことがあるのですが、モギリのおじさんに「今は素人大会だからいつものストリップと違うよ?あまり楽しめないかも…。本当に入るの?」と確認されました。(入場前に確認してくれる優しさ…)
素人大会を見るために来たので押し切って入場しましたが、想像以上に生々しかったです。刺激が強すぎるので、純粋にストリップダンスを楽しみたい方にはおすすめできません。
行くならやはり「踊り子公演」の時がいいと思います。


 

ストリップは文化だ!

なごやかで華やかなストリップの世界を感じていただけたでしょうか?
インターネットの普及していない頃から、オトナの文化として根付いているストリップ。
現在では形を変えて、よりエンターテインメント色が強い舞台になっています。

前述で14人以上ストリップ劇場に連れて行ったと書きましたが、反応は人それぞれでした。
「思っていたより健全な世界だった」
「入場して数分は裸の女性にドキドキしてたけど、そのうち慣れた」
「最高すぎた。世界観に没頭したいから今度は一人で来てみようかな」
「推しの踊り子さん見つけちゃった…!帰り道ですぐにSNSフォローした!」
「あんな笑顔で裸を晒せるなんてすごい…」
など、肯定的な反応もあれば「欲望の渦を感じて気持ち悪くなってしまった」という男性も1人いました。
正直なところ、合う合わないはあると思います。
この記事を読んで少しでも興味を持ってもらえると自称ストリップ劇場観光大使として嬉しく思います。

昭和の香りが色濃く残るDX東寺。これもまた1つの京文化です。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(編集部/あいさん)

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この記事を書いたライター

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