みなさんこんにちは。
ママ鉄(鉄道好きのママ)ライターの寄田です。
皆さんは近鉄特急「あをによし」をご存じでしょうか?
近鉄特急と言えば大阪から奈良、名古屋や伊勢方面に向かうイメージが強い、という方もいらっしゃるかもしれません。
が、こちらのあをによしは1日3本も京都駅発がある貴重な近鉄特急。
今回はそのあをによしに、京都駅から乗車した体験をお届けしたいと思います。

 

「あをによし」とは?

あをによしは大阪難波・京都・奈良を結ぶ観光特急で、2022年4月29日に運行を開始したばかりの、ぴっかぴかの特急列車です。
編成はたったの4両。座席はすべて窓を向いたソファ、またはサロンと呼ばれる半個室になっています。そのため乗車定員は最大でも84名、という超!ぜいたくな観光特急なんです。

観光列車が大好きな私は、もちろん絶対乗りたい!と運行開始前からうずうず…。子鉄(鉄道好きの子ども)の息子ももちろんうずうず…。
そこで、指定席ゲット大作戦を練ることにしました。


 

さてどこから乗る?

運行スケジュールを眺めつつ、様々な情報をもとに私が目を付けたのは、京都発~近鉄奈良行の第4便(京都発13:20)でした。

なぜなら…
・全区間(大阪難波~近鉄奈良~京都)を網羅する第1便、第6便は旅行会社のツアーが組まれており、すでに軒並み満席。一般発売でも競争率が高いことが予想される
・中途半端な時間に京都を出発し、奈良終着となる便は、観光客には人気が低そう
・京都駅はあをによし始発駅の中で唯一、改札とホームが同じ階にあり、ホームに降りるエスカレーターや階段を探さなくてよい。子連れでの移動には重要。
・改札からすでに列車が拝めるため、テンションが上がる。
・改札からホームにかけてのスペースが広く、正面から列車の写真を撮るにもホームに乗り出さずに済むため、安全。そして通行の邪魔にならない。
現に関係者向けの試運転は京都駅始発で行われていて、好アングルの写真が多数掲載されている
・乗車時間約35分。おもちゃ等用意しなくても、子どもが飽きる前に奈良に到着する。
トイレの心配も低め
・地上を走る時間が長く、田園風景も楽しめる。奈良の都、平城宮跡も車窓から見られる。

…という深い理由(笑)からです。

そこでさっそく乗車日を決め、特急券発売日である、2週間前の10:30、パソコンの前にスタンバイ。時報と同時にポチっとしてみたところ…。乗車希望は土曜でしたが、あっさり3~4人用のサロン席が取れました!あをによしのサロン席は各編成にたった3席しかありません。念のため同日の他の便も確認してみたところ、やはりサロン席は完売。事前の綿密な調査をしていたおかげで念願のサロン席をゲットできたんです!
「あをによし、とれたよ」
と息子にドヤ顔で自慢すると
「マジか!よっしゃぁーー!」
と何もしていないのにテンションMAXでバンザイする息子。母の株が上がった瞬間です。

 

乗車当日

当日はサロン席に釣られてやってきた、鉄道好きの友人と京都駅で待ち合わせ。乗車前にゆっくりトイレも済ませ、準備万端。
観光客がひしめくJR京都駅の南北通路を南側へ渡り、地下へ降りるエスカレーターに乗ると、そこは同じ京都駅とは思えない静かな空間です。やがて近鉄京都駅の改札が正面に見えてきました。すでに1番線にはピカピカに輝くあをによしが入線し、我々を待ち構えているのが見えます。
「うをぁぁぁぁー!!」と謎の歓声を挙げながら小走りで改札を抜ける我々。狙い通り、「中途半端な時間」の京都駅ホームには、あをによし乗車予定の数人以外、まったく人気がありません。さっそく駆け寄って、まずは正面から、横から…と撮影大会の始まりです。車両ごとに違う塗装を一両ずつ、正面に戻ってヘッドマークのアップ、親子で一緒に…、など撮り放題。息子もカメラを片手に写真を撮りまくっていました。
車両を端まで堪能したら、いよいよ車内へ乗り込みます。ドアが開くと、端から1両ずつ通り抜けながら2号車の自席へ。ぜいたくな内装のサロン席に座っている様子を再びホームに降りて撮り、セレブ気分を満喫しました。

出発進行!

13:20、我々を乗せたあをによしは、数名の見学者に見送られ、京都駅を出発。同時に車内探検の開始です。まずはサロンカーすぐ横のグッズショップで品ぞろえを確認。

私は奈良名物大仏プリンをいただくことにしました。

 

そしてカウンター脇で記念乗車証をゲット。
その頃には、ショップには行列ができていました。乗車しているほぼ全員が訪れるであろうグッズショップへは、早めに行くことをおススメします。

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この記事を書いたKLKライター

ママ鉄ライター
寄田真生子

鉄道会社勤務経験あり。

ダイヤも時刻表も読める、ママ鉄ライター。

子鉄の息子との思い出作りも兼ねて、京都外在住者の目線で京都を楽しくご紹介します。

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