“素直さ”と“フッ軽さ”で交流の輪を広げる

ご機嫌いかがでしょうか、木村です。

前回の記事で、「人脈を作るためにボランティアをしよう」という話を書かせていただきました。目的としては、経営者層などと関わることです。ですが、もちろん適当に関わっても仲良くなれることは少ないです。どんな状況でも同じですが、相手に「この人と関わりたい!」と思ってもらえるような人間になる必要があります。

今回はこのコツをお伝えしようと思います。
それは”素直さ”と”フットワークの軽さ”です!

素直っぽく振舞う

まず素直さについてです。素直さについては、様々な本などで大切さが説かれていると思います。でも、具体的に素直さってどうやって出せばいいかわからないですよね。今回は、素直っぽく振舞うコツをお伝えしようと思います。
それは、”否定の接続詞を使わない”です。

”でも”とか”だって”といった言葉ですね。会話の際にこれらの言葉を使うのは、相手がしゃべってくれたことを否定する言葉であることから、相手の気分を害してしまいます。また、”でも”や”だって”の後に続く話は、私自身の主張になることもマイナスポイントです。

例えばこんな感じ
「これからは生成AIを使いこなせる必要がある」
「でも、生成AIをしっかり活用できている人なんて私の周りにはいないです。」
どうでしょうか?ナチュラルに自分の話をしてしまうことになるのです。

つまり、相手の話を否定しながら遮って、自分の話を無理やりする言葉が、
"でも"や"だって"という言葉なのです!あなたが人と話しているときに、自分の話を否定して遮って、相手の話を始められたら、もちろん嫌ですよね。
"でも"や"だって"を意識的に使わないことで、相手にとって心地の良いコミュニケーションをとれると思います。

また、相手の話を聞く際に、「この人の話から良いところを探そう!」「この人の話から自分にも活用できる言葉を探そう!」という気持ちを持つことも重要です。

この気持ちで相手の話を聞いていると、相手が一通り話を終わるまで聞こうという気持ちになります。また相手が話終わった後に、感想として
「確かに○○の部分は有効的ですよね。」
「自分も○○の部分があるので××のように活かしてみようと思います。」

といった、”相手の話を受け取った上での好意的な返答”をすることができます。
ここまでができたら、あなたはとっても”話していて気持ちがいい人”になっていると思います。

”フッ軽”は超強い

続いて、フットワークの軽さについて、通称”フッ軽”ってやつですね。
経営者や自分で仕事をしている人の多数は、フットワークの軽さがすごいです。
今日、新しいビジネスの話をして、明日、それに協力できる人を探して、明後日にはもう事業がスタートしているという人も珍しくありません。
とにかく、勢いがすごい、思いついたら即行動という人が多いです。また、この勢いに、ある程度ついていける人というのは、やはり少なくなります。

ところで、ここで今一度、あなたのことを周りの人がどう思っているかを考えてみましょう。

あなたは今、ボランティアに全力で参加することによって、同じボランティアに参加していた経営者の方から、「こいつはなんかすごいいい人だな」と思われているはずです。
そして、雑談した後に「この人はちゃんと俺の話を聞いて、さらにいい返答してくれるじゃないか」という好印象を持っています。

この時に経営者は、きっとこう思うと思います。

「この人のこと、何かしらに誘いたいな」

私もそうなのですが、経営者や自分で仕事をやっている人たちというのはすごくシンプルな思考なのです。面白くていい人がいたら、「何か一緒にしたい!と考えるのです。(もちろん全員ではないですが!)

ですから、「自分、結構時間あります!面白いことなんでも好きです!」というテンションでいると、割と高い確率で誘われるようになります。
もしくは、自分から誘ってみてもいいでしょう。
「○○さんの仕事、一回見てみたいです。」といった感じで。

そうすると、「いいよ!あ、そしたら××の日とか空いているよ、どう?」
と結構な確率で返ってきます。このお誘いさえしてもらえればこちらのものです。

また、連絡が来たらすぐに返信することを心がけると最強です。
忙しい人は、予定が合う人が少ないです。ですが、やりたいことはたくさん思い付きます。だから誘える人は常に欲しいです。その中で、”すぐに返信が返ってきて、フットワークが軽い人”という人は、とても誘いやすい存在です。

”素直さ”と、”フットワークの軽さ”
この二つを持つことによって、経営者層と継続的な関係を築くことができます。
そして、それはいずれあなたの人脈や、貴重な経験値になるでしょう。

ここまでをやれば、あなたはだいぶ人に好かれやすくなっている

また、上記の二つができていると、あなたは他の人から見てだいぶ”関わりたい人”になっています。こうなってしまえばこっちのものです、いろんな場所に行ってみて、いろんな人に話しかけてみましょう!
ボランティアや交流会など、住んでいる近くで探してみてもけっこうたくさんあると思います。

いろんな場所で、いろんな人や価値観に触れてみよう

ボランティアや交流会などは、無料や低価格でいろんな人に出会えます。また、コミュニティ毎にも色があります。さらに、継続的に参加しなくても後腐れはありません。「なんか合わないな、この場所」と思ったら2度と参加しなければ良いのです。ボランティアや交流会は、現代では本当にたくさん開催されていますから、自分の肌感に合う場所を見つけていきましょう!
もし、参加する場所が見つからなかったら、KLKと同じ会社が運営している、セカンドデスク(HPのURL載せる)はおすすめです!すごく気軽で、かつ皆様快くちょうど良い距離感でのコミュニケーションが楽しめます!
私もよくいますのでぜひ一度いらしてみてください!

コミュニティに参加するときの注意点

ボランティアや交流会には、気軽に、積極的に参加した方が良いです。
しかし、世の中の交流会というものには、怖いものや怪しいものもあったりします。いわゆるネットワークビジネスの集会などですね。基本的には、このようなものは参加中に違和感を覚えると思います。その場合は先ほど述べたように、そそくさと退散して2度と行かないようにしましょう。
しかし、違和感を感じない、危ない集会もあったりします。例えば”やけにひびきの良い、違和感を全く感じない会”です。一見、悪くないように思えますが、こういった集団はやり手です。最初の印象を良くして、仲間を増やそうと考えています。また、そのために集会の方法や進行などをとても工夫し、参加者に対して心地良い空間を提供します。ですが、内容をよく聞いてみると、抽象的な言葉であったり、大多数の人が当てはまることばかりを喋ったりしています。ある程度は警戒をしながら、参加をする必要があるでしょう。
また、この逆で、起業などが未経験のあなたを馬鹿にしたり、マウントを取るようなコミュニティも言語道断です。そんなコミュニティには寄り付かない方が懸命です。

令和の孫正義をやってみる

また、近所でボランティアや交流会が無い場合には、少々荒っぽい方法ですが、家の近くにある会社の社長のSNSアカウントを探して、DMを送ってみるという方法もあります。
もちろん、相手に対して気分を害するようなメッセージを送るのはアウトです。
ですが、本来SNSとは知らない人や普段会わない人と繋がる手段ですから、文面に気をつけて、目的をきちんとすれば送ることは問題ないと思います。
私自身もそうですが、自分で仕事をしていると、営業などのメールやdmは結構来ます。基本的には無視するのですが、内容に惹かれるものがあると反応したりします。
これが営業ではなく、自分や自分の会社に興味を持った、やる気のある人からのメッセージだったら、余計に相手も悪い気はしないでしょう。10-20人に送ったら1人くらいは返信がくると思います。
ソフトバンクの孫さんが、学生時代に、自身の発明を売るためにシャープの専務の連絡先を人伝でなんとか手にし、実際に契約まで取り付けたという話があります。
あの孫正義も下積み時代はそれだけ泥臭いことをしていたわけです。真似しない手はないでしょう。

人に上も下もないと知る、あるのは合う、合わないだけ

また、人と関わる際に、とてもとても重要な考え方が一つあります。それは、”人に優劣はない、あるのは、合う、合わないだけ”だということです。

たくさんの人と関わろうとした時に、全ての人と仲良くなることは難しいです。というより、全ての人と仲良くなることは諦めた方が良いでしょう。
「全ての人と仲良くしよう!」と考えてしまうと、それが全ての優先になってしまい、他人本位の行動を取ってしまうことになります。こうなると、自分の本当にやりたいことというのが何かわからなくなってしまいます。

これでは、せっかく暇つぶしで楽しいことをやろうと始めた起業も、楽しくなくなってしまいます。だからこそ、自分が本当に仕事をしたい、一緒に何かをしたいと思う人とだけ仲良くすることが懸命です。 ですが、”自分が仲良くしたいと思わない人が優れていない”わけではないことを深く肝に命じましょう。また、自分が話しかけても相手にされなかった相手のことを恨むこともやめましょう。
たまたま、今の自分と、関わる必要がなかった。合わなかっただけの相手なのです。相手のことを尊重している人はたくさんいるし、今関わらなくても、今後関わることになるかもしれません。

常に相手にリスペクトを持ちながら、コミュニケーションを取っていきましょう!

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この記事を書いたライター

愛知県の一般サラリーマン家庭に生まれ育ち、大学から京都に移住する。元々教育に興味のあったことから学習塾でアルバイトを始める。その後、アルバイト先の会社から話をいただき、18歳時で大学を休学して学習塾の教室長を務める。その後、複数の教育系会社の運営補助、コンサルティング等で生計を立てつつ、京都、滋賀、奈良で飲食、補助金などの新規事業の創設に携わっている。専門分野は補助教育、人事採用など。

|BRANCH SCHOOL プロデューサー|学生起業/京都移住/教育