京都インフルエンサー集結! ~京都市観光協会「X」勉強会~

SNSは、いまや生活に欠かせないツールです。いろんなSNSを活用して情報収集や趣味の発信をする人は多いですが、それを仕事で「企業公式」という立ち位置で運営するのって責任重大で難しいことですよね。

2024年1月に京都市観光協会主催で「X」勉強会が開催され、運営と司会をKyoto Love. Kyotoが務めました。京都好きなら「X」のタイムラインにたびたび流れてくる有名な企業公式のインフルエンサーさんたちが集まってくださって、とても豪華なイベントになったんです!京都市観光協会会員様のみのクローズドなものだったのですが、せっかくなので、その勉強会の様子をすこしだけご紹介させていただきますね。

登壇者様紹介

MKタクシーとは

京都に本社があるタクシー会社で、ドライバーさんの丁寧な接客でも有名です。Xのアカウント(@MKofficial_PR)には8万人のフォロワーがおり、美しい京都の風景や可愛い猫、ドライバーの手元の写真(!?)などが人気です。

登壇いただいた中の人は、とても爽やかでまじめな方でした!前日に夜なべしてMKタクシーのお面を作ってきてくださったとのこと。これ、実は目の部分が開いていないんです。前が見えない不安の中でも、カメラに向かって明るくポーズを決めてくださって優しい・・・手にのっているのは、MKタクシーのミニカーです。缶に入れて大事そうに持ち運びされていたのが印象的でした。

萬福寺とは

京都府宇治市にある黄檗(おうばく)宗大本山の寺院です。いんげん豆で有名な隠元禅師が創建されました。中国風の珍しい寺院建築や普茶(ふちゃ)料理でも良く知られています。

Xでは自虐ネタで人気になり、9千超のフォロワーがおられます。【準公式】黄檗山萬福寺Xまんぷくじ(@manpukuji_X)という名前で、あくまで準公式として活動されているのも特徴的ですね。

中の人のお一人にご登壇いただきましたが、なんとお面が布袋さん!Xのアイコンからそのまま出てきたようです。お着物?もすてき。最初はミステリアスな印象でしたが、お話するととてもユーモアがあって親しみやすい方でした。

みえっぱりな京都人botとは

みえっぱりな京都人botさん(@kyoutojin_bot)は、企業ではなく個人の趣味として運営されているアカウントで3万人のフォロワーがおられます。京都関連のネタツイートがお得意で、軽やかな笑いを日々提供してくださいます。オススメのお店情報など、京都人にとって有益な情報も多数。ちなみにbotではなく手動なんですよ。

中の人のお一人にご登壇いただきました。めちゃめちゃスーツが似合う狐面で登場されたので、思わず「二次元から来た??」と動揺してしまいました。ちなみに狐面の上にメガネが装着されており、登壇者様の中ではいちばん快適そうなお面でした。とてもきっちりした方で話もうまく、インテリジェンスな雰囲気もあり、意外性にびっくりです。

勉強会あらすじ紹介

定刻が近づき、会場には続々と参加企業様が集まってこられます。参加企業様も京都人なら誰もが知る企業や施設ばかり。佐々木酒造さんが会場に入った時のようすをポストされていて爆笑しました。確かにかなり衝撃的な光景ですよね。

定刻になり、X勉強会がはじまります。まずは登壇者さんにつき10分ずつのプレゼンタイムです。「Xで拡散を狙うには?運用で気を付けていること」というテーマでお話いただきました。

MKタクシーさんのプレゼンは、資料が見やすく、説明もとてもわかりやすかったです。「企業公式の鏡!」と感銘を受けました。投稿するときのコツや注意など具体的なお話がお聞きでき、Xで何がハマるか見極めるために今でも挑戦を続けられているとのことでした。さすが!

萬福寺さんはXを見ながらのフリートークスタイルのプレゼンです。ゆるくて面白い語り口で楽しんで拝聴しました。お寺から情報発信するぞと決まり、PCが苦手な人たちに原稿用紙をわたしてツイートを書いてもらったのがはじまりとのこと。驚きです!
そのうち公式メンバーが抜けていって誰もXを触らなくなったので【準公式】として今のメンバーが運用していったそうです。ゼロスタートから自虐ネタで注目されるようになるまでの流れを興味深くお聞きしました。

みえっぱりな京都人botさんのプレゼンは、配布資料が30枚あり、しっかり準備してくださったなあと嬉しく思っていたら発表スライドが70枚ありました。やばいです。

Xの面白いところは拡散力ということで、アルゴリズムの説明を丁寧にしていただきました。ツイートスコアという、いいねやリツイート(リポスト)などで得られる点数の解説や
フォロワーの分析(学生、主婦、会社員などでの動向の違いなど)、投稿が伸びやすい時間帯やバズらせる方法など盛りだくさんでした。
他の登壇者さんも「どこに出てる情報ですか?!」と驚かれていたり。客席からは「・・・業者の人?」といぶかしむ声も聞こえてきます。圧倒された素晴らしいプレゼンでした。

その後は、参加企業さまのポストを登壇者様方が分析する「X評価会」を行い、とても充実した時間になりました。

おわりに

SNSでは文字や画像のやり取りがメインですので、対面でお話を伺うことができる貴重な体験でした。登壇者様だけでなく参加企業さまも皆さん熱心で、より良くしようという気持ちに溢れておられるように感じました。京都観光をこのような方々が支えられていると知り、とても嬉しいです。今後もぜひ継続していきたいイベントになりました。

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この記事を書いたライター

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