
京都市11行政区 擬人化キャラクターとは、Kyoto Love. Kyoto編集部が出版する「禁断の京都カースト ー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー」に出てくる11人のキャラクターのことです。性格が全く違う11の行政区を、個性豊かな可愛いキャラクターで表現しました!なお、京都市非公式ですのでご了承ください。
Kyoto Love. Kyotoが愛情を込めて生み出しましたので、かわいがっていただけると嬉しいです。ぜひあなたの推しキャラを見つけてくださいね。
11人の説明と裏話
①西京(にしきょう)ちゃん

京都市西京区の擬人化キャラクターです。西京区といえばかぐや姫や竹林のイメージなので、メンカラは黄緑色です。実家が太く、自分の趣味に情熱を捧げています。区として成立した順番では山科区と並んで一番若いのですが、実は歴史があって見た目より大人なんですよ。フリーマガジン「西京じかん」には西京区の情報がたっぷり載っているので是非読んで遊びに来てくださいね。
②山科(やましな)ちゃん

京都市山科区の擬人化キャラクターです。山科ちゃんは人生を楽しみ、地元を愛するギャル!隋心院の小野小町伝説に憧れて、十二単をイメージしたコーデをしています。山科区は京都駅からJRで5分の便利が良い街で、京都最大級の無印良品もあるんですよ。歩いていると、本当に山科ちゃんみたいなギャルに出会えるのでワクワクします。
③南(みなみ)くん

京都市南区の擬人化キャラクターです。南くんは元気で金髪が似合う男の子です。悪いものから京都を守るヒーローで、東寺の毘沙門天さんに憧れています。世界的に有名なゲーム会社があるため、ゲームが大好き!ゲームの中でも悪者を退治しています。怖そうに見えて実は優しいので、風邪をひいたら九条ネギたっぷりのおじやを作ってくれるかも。
④北(きた)ちゃん

京都市北区の擬人化キャラクターです。北区は森林が豊富で北山杉を産出していますが、北山エリアでは欧風文化の洒落たイメージがあります。なので、おっとりしつつ、おしゃれになりたい女の子になりました。北ちゃんの持っているパンは、進々堂で買うことが多いみたいですよ。実は東京の「青山さん」に憧れています。
⑤伏見(ふしみ)くん

京都市伏見区の擬人化キャラクターです。伏見区は京都市11行政区の中で一番人口が多いため、伏見くんは人好きのする男性になりました。ちょっと呑兵衛で、京都競馬場にもよく出没するようです。立ち飲み屋で隣の人と話が弾んで盛り上がったことはありませんか?もしかすると、それは伏見くんかもしれません。
⑥右京(うきょう)くん

京都市右京区の擬人化キャラクターです。11行政区の中で一番面積が大きく、一番背が高いのですが、控えめな男性です。目立たないように、お坊さんの格好をして、お寺で落ち着いていることも。平安時代の右京は湿地帯だったため、今でも髪がクルクルしやすいそうです。映画に情熱があり、写真や動画を撮影するのが趣味。京都映画のエキストラに混じっていることがあるかも!
⑦東山(ひがしやま)ちゃん

京都市東山区の擬人化キャラクターです。清水寺を始め世界的に有名な観光スポットを擁する東山区にちなんで、東山ちゃんは世界に発信するインフルエンサーです。東山観光で人気の、レース着物が似合っています。見た目は可愛いのですが、SNSに映らないところではちょっといけずな性格なのもご愛嬌♡でも、鉢かづき姫のように、重い清水焼をかぶっているなんて、かなりの東山愛があるのかも?
⑧中京(なかぎょう)くん

京都市中京区の擬人化キャラクターです。ビジネスの中心・中京区は、分刻みで働くビジネスマン。本人の強いこだわりとして、徳川家の兜を身に着けています。インパクト抜群で名刺要らずですね!デスクワークは運動不足になるからと言って、毎朝スーツのまま二条城ランをしています。強い信念と頑張りで、京都の経済を支えてくれています。
⑨左京(さきょう)さん

京都市左京区の擬人化キャラクターです。性別不詳のミステリアスな人で、いつでもアート活動(立て看板制作)ができるようにハケを携えています。頭がよく勉強熱心、多言語にも通じています。休日は左京区で音楽、映画、古本など様々な趣味を楽しんでいますが、表情が変わりにくく感情が読めないことも。でも、意外と友達は多いそうです。
⑩下京(しもぎょう)くん

京都市下京区の擬人化キャラクターです。京都の玄関口を担当するイケメンで、いつもニコニコしています。ガイドが得意で、様々な交通機関で、京都観光ビギナーを道案内してくれます。祇園祭が大好きで、生きがい。容姿が良く性格も明るいのですが、7月は1ヶ月まるごと仕事にならないのが玉にキズです。
⑪上京(かみぎょう)ちゃん

京都市上京区の擬人化キャラクターです。京都御所を擁する上京区にちなんで、上京ちゃんは古風でおしとやかな女の子です。宮中の女官として働き、粛々と貴い方のお世話をしています。お茶のお稽古やおばんざい作りが趣味です。恥ずかしがりやで、初対面の人(いちげんさん)には目が笑っていないと言われることが多いようです。浮世離れしているせいか良く見ると足が宙に浮いていますが、本人は認めようとしません。
イラストレーター紹介

はかなシ
イラストレーター・アート講師・京着物刺繍絵師・現代アート作家など幅広く活動している。 1994年生まれ。京都市山科区出身→八歳の頃まで醍醐で過ごす。滋賀県在住。
ポップで可愛らしい絵柄の中に、現代アートならではのロジカルな鋭さが共存する作風が特徴。ゲームセンターと自動販売機のオタク。ガチャガチャマシン(スリムボーイ)を一台所有。
URL https://soranosian.amebaownd.com
わたしがイラストを描いた理由
「京都出身です」と自己紹介するものの、山科区出身という理由で鼻で笑われた事数知れず。キャラクターデザインは事前に頂戴していたのですが『山科区ちゃん』のギャル設定に強く共感し、のびのびと描かせていただきました。出自は選べないからこそ「ウチら最強~!」のギャルマインドで強かに生きてゆきたいですよね。
どの行政区さんのデザインも魅力的で、描いていて妄想が止まりませんでした…!
Kyoto Love. Kyoto編集部が依頼した理由
編集部スタッフが、はかなシさんが描かれた「京都西山PRキャラクター」のファンであったため、「行政区キャラクターを描けるのは、はかなシさんしかいない!」という気持ちで依頼させていただきました。
編集部ははじめ、山科ちゃんに古風な十二単を着せていたのですが、はかなシさんのデザインではばっさりミニスカになり、衝撃かつ「最高だ!」という想いを抱きました。他にも、左京さんの髪型がハーフアップになっていたり、上京ちゃんの足が浮いていたりするのも、はかなシさんの素晴らしいアイディアです。