もうすぐお盆です。8月16日の「京都五山送り火」をどこで見ようか迷っている方はおられませんか?私は毎年ベストスポットを探してさまよっていますが、公共の場所でいいところって少ないんですよね・・・会社やなじみのお店の屋上から見られる方も多いと思います。ところが今年は、絶対に行きたい場所を見つけました!なんと、こんなに大きく「妙」が見られるんです!!
妙の絶景スポット
めちゃくちゃ大きい!!
これが見れる場所はどこかというと、松ヶ崎西山のふもとにある自動車教習所なんです。地下鉄松ヶ崎駅から徒歩すぐのところにある宝池自動車教習所では、毎年送り火当日に地元の方々の送り火鑑賞のために8,000㎡あるコースを解放されています。つまり、宝池自動車教習所さんのご厚意で広々とした一等地で送り火が見られる!これは有難いです。
送り火当日は自由にコースへ入ることができますが、立ち入り禁止の場所へは入らないことと、教習車に触れないようにするということがルールです!しっかり守って楽しく鑑賞しましょう。
宝池自動車教習所って?
京都の人々のための取組をしておられる宝池自動車教習所さんがどんなところなのか気になり、インタビューさせていただきました。
KLK こんにちは!えっ、浴衣なんですか!?7月半ばに伺ったところ、祇園祭シーズンだということで受付にいるスタッフさんたちは涼やかな浴衣姿でした。私は免許を持ってないので教習所に入るのがはじめてなんですが、これが普通なんでしょうか??広報の伊集院さんに色々聞かせてもらいました。
伊集院さん「今日はちょうどイベントの日だったんです。祇園祭に合わせてフロントの職員で浴衣を着ています。秋はハロウィンの仮装をしたり、クリスマスにはサンタ服を着たり、お客様に季節を感じていただけるように年間を通じて様々なイベントを行っています。」
伊集院さん「バレンタインでお客様にチロルチョコを渡したり、雛祭りでは社員にちらし寿司をプレゼントしたり、お客さまだけでなく皆がなごんで楽しんでもらえるようにという会社なんです。これが弊社の社長の考えなんですよ。浴衣も社長が用意しています。たとえば弊社の制服は普段は男性もピンク色のシャツなんですが、これは若く明るく見えるようにという社長のアイディアです。」
KLK チロルチョコひとつもらうだけでも、気持ち的には嬉しいですよね。社員にも喜んでもらおうという空気があると、働いていても楽しそうです。風通しがよさそうな良い職場ですね~私も入社したいです!伊集院さん「はい、そのように入社したいと言ってくださる方には面接で『コスプレはできますか?』と聞いています。無理やり着てもらう必要はないんですが、楽しんでもらえると嬉しいですしね。」
KLK それは楽しい質問ですね(笑)わたしも話を聞いているとなごんでしまいました。伊集院さん「ふざけているように思われるかもしれませんが、仕事はまじめに取り組んでいます。交通安全者の育成を使命と信じ貫いている教習所です。遊び心を取り入れながら楽しく働いておりますので、ぜひ免許を取る際はいらしてみてくださいね♪」
送り火はここから見れる!
浴衣姿の伊集院さんに中を案内してもらいました。この広いコースを解放して送り火が鑑賞できます!
伊集院さんの奥の山の斜面が「妙」!!めちゃめちゃ近いです。
今はまだ草を刈ってない状態ですが、送り火が近づくと字の形にカットされて、それから火床が入り、整っていくとのことです。
後日、再撮影に伺いました。はっきり「妙」の字になってますね!
コースの北西には舟形も見えるそうです。
送り火の翌日は、なんと教習車が灰だらけになってしまうんだとか!京都市内で唯一洗車機がある教習所とのことですが、なんとも京都らしい理由ですね。
おわりに
京都の行事のために職場を開放してくださる会社さんは、社外にも社内にも優しいところでした。このような方たちが京都の行事を支えてくださっているんでしょうね。皆様も素敵な送り火のひと時を楽しんでくださいね。
宝池自動車教習所(公式サイト)