発刊を前にSNSなどでお騒がせをしておりますことをまずもってお詫び申し上げます。比喩的に用いたタイトルの是非やご批判、本書が伝えようとしていることへのご期待など様々なお声をたくさんお寄せいただいております。本書は京都市の11行政区に生まれ、育ち、ゆかりのある11名のライターが、自区の誇りと他区への若干の羨みを愛情いっぱいに描いた11本のエッセイ集です。この街にも差別があるとするならばそれを助長するものでは決してございません。それぞれの区や地域に成り立ちと誇りがあることを多くの方々に知っていただくことこそが本書の目的であり、弊社はかねてよりそのことに真摯に向き合ってきました。当初予定しておりました書店での販売は混乱を避けるために控えさせていただきますが、既に多くのお客様からご注文をいただいておりますKLKstore(弊社オンライストア)では予定通り7月4日に販売させていただくことといたします。本書を読んでいただいた皆様がご自身の町をもっともっと好きになっていただければ本当に嬉しく思います。
令和7年7月3日
サンケイデザイン株式会社 代表取締役
Kyoto Love Kyoto 編集長
吉川忠男