みなさんこんにちは。
今回は、今や鉄道好きの間で「京都といえば!」まず思い浮かぶ鉄道スポット、京都鉄道博物館をご紹介したいと思います。

ところでみなさんは鉄道がお好きですか?
「子どもは鉄道が大好きだけど…実は新幹線の種類もよく知らない」
「家に電車のおもちゃはあふれているが、何がどれかはわからない」
「子どもが連れていけ、というから仕方なく京都鉄道博物館に行く予定があるけど、気が進まない」
「鉄道博物館って、どうせ鉄道マニア向けで、暑苦しい場所なんでしょ…」

…などと二の足を踏まれている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな「鉄分(鉄道に対する興味)低め」な大人向けの、はじめての京都鉄道博物館の楽しみ方のご提案です。
みなさんの京都鉄道博物館に対する見方が、少しでも良いほうに変化する一助となれば幸いです。

 

1 まずは京都鉄道博物館の基本データから

ご存じの方も多いと思いますが、京都鉄道博物館は2016(平成28)年にグランドオープンした、鉄道に関する博物館。0系新幹線や500系新幹線、C62形蒸気機関車など、歴史的価値を持つ車両を収蔵しています。
また1914(大正3)年に建設された扇形車庫と転車台、そして21線ある引込線はなんと国の重要文化財、土木学会選奨の土木遺産にも認定されています。現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの機関車庫なんです。
そんな京都鉄道博物館は日本博物館協会にも登録されている、れっきとした博物館。京都が誇る国立博物館や近代美術館と同様、博物館法に基づき専門職の学芸員が配置され、博物館活動を行っています。
そのため、京都鉄道博物館では鉄道ファン向けのみならず、鉄道に興味のない方でも楽しめるよう、様々な企画展が開催されています。また、資料室には鉄道に関する資料も収蔵されていて、事前に予約すれば誰でも閲覧することができます。京都の他の博物館、美術館を訪れる人が全員展示に詳しいわけではないのと同様、むしろ鉄道に興味がない人ほど理解が深まり、楽しめる可能性も高いのが京都鉄道博物館なんです。

入館券は展示されている車両のデザイン 何が出るかワクワクします

入館券は展示されている車両のデザイン 何が出るかワクワクします

2 鉄道博物館に行く前に、子どもたちに聞いておきたいポイント

とはいえ、子鉄ちゃんたちのお目当ては、もちろん大好きな電車たちに会えること!
そこで、彼らに事前に聞いておきたいポイントを挙げてみます。

①お気に入りの列車は何?

京都鉄道博物館の主な展示物は、JR西日本内を走行していた車両です。出かける前に、お目当ての列車が展示されているかどうかチェックしておくと、安心ですね。
ちなみに子鉄に大人気のドクターイエロー(新幹線電気軌道総合試験車)とは、こんな形で会うことができますよ。

SLスチーム号(奥)とドクターイエローのコラボに子鉄ちゃんも大喜び!

SLスチーム号(奥)とドクターイエローのコラボに子鉄ちゃんも大喜び!

②体験してみたいことはある?

京都鉄道博物館では、様々な体験ができます。
中でも子鉄に大人気なのが、リアルな運転士気分を味わえる「運転シミュレータ」。
こちらは以前は当日の抽選制だったのですが、2022年6月から有料の事前申込制に変わりました。もし、子鉄ちゃんが体験希望なら、事前予約が必要ですので、ご注意ください。

 

③興味のある鉄道のお仕事は何?

京都鉄道博物館では、なんと、現役のJR西日本社員さんによる、実際のお仕事のお話が聞ける機会も用意されています。普段駅ではお目にかかれない、指令や電気、保線関係のお仕事のお話が聞ける激レア体験も。興味のあるお仕事があれば、ぜひスケジュールをチェックしてあげてください。

 

④好きなキャラクターは?

京都鉄道博物館では、きかんしゃトーマス、新幹線変形ロボシンカリオン、チャギントンはもちろん、鬼滅の刃や新世紀エヴァンゲリオンとの特別展やスタンプラリーが開催されたこともありました。また、ミュージアムショップでは公式キャラクター、ツバメのおとこのこ「ウメテツ」のグッズをはじめICOCAのイコちゃんなど、さまざまなキャラクターとのコラボグッズも販売されています。それぞれの作品、キャラクターのファンもわくわくする品揃え。もし好きなキャラクターの特別展示の予定があれば、時期を合わせて訪問するのもおススメです。期間限定のコラボグッズがゲットできるチャンスかも?

過去にはなんと実物大のトーマスとお話できちゃう日もありました!

過去にはなんと実物大のトーマスとお話できちゃう日もありました!

※こちらは2021年夏の様子です

3 鉄道に興味がなくても楽しめる、おススメ常設展示

①SLスチーム号乗車体験(SLのりば)

京都鉄道博物館のシンボルと言えば、SL。今や本物のSLに乗る経験はなかなかできません。しかもタイミングが合えば、すぐそばを並走する新幹線を眺めながらSLに乗ることができるんです。SLから新幹線まで、リアルに時代の移り変わりを感じられることでしょう。

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この記事を書いたKLKライター

ママ鉄ライター
寄田真生子

鉄道会社勤務経験あり。

ダイヤも時刻表も読める、ママ鉄ライター。

子鉄の息子との思い出作りも兼ねて、京都外在住者の目線で京都を楽しくご紹介します。

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