京都で学生起業をすること【京都でゼロから学生起業】

最終章は、〝京都で学生起業をすること〟というテーマで書いていこうと思います。

学生が多い、地方出身者も多い

京都で学生起業をするうえで何よりも強いのが、〝学生が多い〟ということです。京都府の人口に対する学生の割合は全国トップです。これは非常に大きいです。
まず、似た立場の学生を見つけることに苦労しません。京都で自分で事業をしているという学生は結構な数います。また、絶対数が多いことから、交流会や学生主催の起業家交流イベントなども多くあります。起業をしたいと考えた時に、似た悩みを持っている、持っていた人に出会いやすく、スタートでつまづいた時に相談できる相手が沢山見つかります。また、自分の事業が軌道に乗り、余裕が出てきた時に、「一緒に何かやろうか!」となることもあります。京都であれば、従業員として自分の事業を手伝ってくれるアルバイトも見つけやすいです。

ほかにも、事業の中にはその性質上、お金や実力だけでなく、〝ヒト〟の絶対数が必要なものがあります。イベントなどが代表例ですね。この集客の部分においても、京都は比較的容易に集客をすることが可能です。

また、学生の中に地方出身者が多いことも良い点です。
当たり前ではありますが、地域ごとに、その地域の地元チェーンのお店や、その地域の風習や文化などがあります。そして、それらを知ることは、実はビジネスチャンスでもあります。
だって、〝ある地域では売れているもの〟である、絶対に需要はあるものなのに〝全国には広まっていない〟というわけなのですから。学ぶことが絶対あると思いませんか?
京都には、さまざまな地方から京都に下宿している大学生が多数います。友達になってしまえば、彼らの出身地域に関する〝生きた情報〟をダイレクトに教えてもらえるわけです。これを使わない手はありません。
また、インターネットでビジネスをする際にも、地方の文化を踏まえたうえでマーケティングをすることは重要になります。
学生という同じ立場なのに、様々なバックグラウンドを持つ人たちと密にコミュニケーションがとりやすい、これは京都で学生起業する大きな魅力だと感じます。

学生が動きやすい環境が整っている

また、学生数が多いことと関係があるのか、学生に対して優しい企業も多いです。私自身も機会をいただき、こうして記事を書けているわけですが、学生のやりたいことをサポートしてくれる企業さんは、京都にはとても多いと感じます。また、企業と学生が交流できる場所なども多いです。調べてみるとたくさんあるのですが、もしどこに行けば迷った時には、コワーキングスペースの「Second Desk北大路堀川」にぜひお越しください。楽しく、緩やかに素敵な人たちと交流することができます。 

京都では、学生が多くても、大学卒業後に京都に住み続ける人が少ないという現状があります。この課題は、京都市、民間企業共通の課題ですから、学生支援が手厚いというのはメリットの1つでしょう。また、このような事情を抜きにして、ただただ学生に優しい企業や個人は沢山います。もちろん、良い人ばかりではないので、怪しい話には気をつけながら、せっかくの機会を有効活用していきましょう。

競争が緩やかである

このような状態の割に、京都は市場競争が比較的緩やかであることも、大きなメリットです。学生が多く、様々な地域から学生が来ているという特徴で言えば、東京や大阪も同様です。しかし、東京や大阪では市場が成長しきっている分野も多く、学生が小さく事業を始めようとしても、頭打ちになってしまう場合も多いです。
京都が強い産業はもちろん観光業です。逆に言えば、産業全体に占める観光業の割合が高いわけですから、その他の市場であれば、東京や大阪に比べると、充分に参入のチャンスがあります。

京都ならではのサポート体制

学生が多いことから、京都は市政からの学生へのバックアップが手厚いです。特に、産官学連携や官学連携のイベントの量は、人口の割にとても沢山あります。どれくらいサポートが手厚いかと言いますと、京都市には大学生や大学をサポートするための政策専用の課があるくらい、です。これだけ手厚いのは(ちゃんと調べていなくて申し訳ないのですが)日本全国のどの自治体を見ても京都市くらいでしょう。
これまで述べてきた交流会などは、基本的に民間主催のものが多いのですが、実は京都市が主体となって企画をしている交流会などもあるのです。また、学生をターゲットにしたビジネスコンテストなども開催されています。

おわりに

私自身も、高校生の時までは愛知県で暮らしていて、大学から京都に引っ越してきました。そして、たくさんのご縁に恵まれて、お仕事をさせていただきながら、貴重な経験を本当に沢山させていただいております。ですが、これは全くもって私が特別であったわけではありません。
京都という場所には、好きなこと、やりたいことを実現するための必要なものが揃っていると感じます。そして、それを現在進行形で活用させていただいています。

京都で生活している中で、もし自分で事業を始めたい、起業したい!と考えている人に、お1人にでもこの記事が届いたらとても嬉しく思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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この記事を書いたライター

愛知県の一般サラリーマン家庭に生まれ育ち、大学から京都に移住する。元々教育に興味のあったことから学習塾でアルバイトを始める。その後、アルバイト先の会社から話をいただき、18歳時で大学を休学して学習塾の教室長を務める。その後、複数の教育系会社の運営補助、コンサルティング等で生計を立てつつ、京都、滋賀、奈良で飲食、補助金などの新規事業の創設に携わっている。専門分野は補助教育、人事採用など。

|BRANCH SCHOOL プロデューサー|学生起業/京都移住/教育

「学生に1番おすすめの暇つぶしは起業である」【京都でゼロから学生起業】

はじめまして!KLKアカデミーでライターをさせていただきます、木村と申します。
簡潔に私の自己紹介をさせていただきますと
・大学生
・教育業やコンサルティングなど、小さな事業を何個かしている(していた)
という者です。
いわゆる、時代に名を馳せる学生起業家!というわけではないのですが、京都や近郊で細々と起業をしております。

私がなぜ、ライターをさせていただこうと考えたのか。それは、ある一つの私の思いを世の中に広めたいからです。
それは「起業とは1番おすすめの暇つぶしである」ということです!特に、学生におすすめの暇つぶしだと考えております(もちろん学生じゃない方も)

起業をすすめる理由

起業のメリット・デメリット

例えば、趣味が欲しい時。
こどものころあなたが好きだったものを思い出してみてください。野球?音楽?人それぞれでしょう。

高校を出て、野球をやろう!としても大変です。
地域の野球サークルや草野球チームをリサーチして、顔を出してみてレベル感を探り、実際に参加してみる。
そもそも地域にチームがなかったりもするでしょうし、レベル感が合わないこともあるでしょう。また、運良く参加できるチームが見つかったとしても、授業やバイト、仕事の関係で時間が合わないことや、用具などのお金が足りないこともしばしば………

これは、他の趣味ややりたいことでも似たような問題が起こります。そうなると、筋トレだったり、映画のサブスクだったり、”1人で”、”自由な時間に”、”割安に”楽しめることを趣味としている人が多くなるわけです。

でも、今筋トレしてる人でも、映画を見ている人でも、本当にやりたいことがあった人もたくさんいると思います。
そんなあなたにおすすめしたいのが起業なのです!!!!

起業をすれば、1人でやるのも、誰かと一緒にやるのも自由です。
起業をすれば、いつ働くかも、どれだけ働くかも自由です。
起業をすれば、どれだけお金を投入するかも自由です。

そして何より
起業をすれば、何をやるのか?も自由なのです!
つまり、”1人で”、”自由な時間に”、”割安に”自分のやりたいことをやることができる、これが起業なのです。
どうですか?めちゃくちゃいい趣味に聞こえてきませんか?

「そんなの起業じゃない」
「そんな全部うまくいくわけない」
そんな声が聞こえてくる気がします。
いいじゃないですか。一般的に言う”起業”じゃなくても
あなたがやりたいことを、我慢せずにやろうとしたら、”起業”みたいになってしまったんです。それでいいじゃないですか。
いいじゃないですか。うまくいかなくても。

あなたのやりたいことをやってみて、結果的に時間やお金がなくなったとしても、あなたには挑戦したという経験が残ります。
なんなら、趣味はお金と時間をかけますが、何が残るかというとそうではありません。やりたいことをやるのに、初めから「何かが残るのか?」と考える人はいないです。

だから、やりたいことで起業をすれば、失敗しても何も問題ないのです。成功したら丸儲け、失敗しても経験値だけ丸儲けです。
私は、でっかく起業してお金を稼ごう!とか、大いなるリスクをとったりやりたくないことをやろう!とか、そんなことをいうつもりはありません。
あなたの人生の選択肢に、”起業をすること”を身近に感じていただきたいのです。

私の記事を読み続けていただけたら、起業を「よくわからないけど難しい」「でっかく成功しないといけない」と思うことはなくなると思います。むしろ、「こんなもんでいいんだ」「失敗してもいいからやってみるか」という思考になっていただけると思います。

起業とは目的ではなく手段である

起業とは目的ではなく手段です。
一部では「起業をしてお金をたくさん稼いでやるぞ」「ビッグになってやるぞ」という人もいらっしゃいます。また、起業に対してそのようなイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、本来の意味としては起業とは”働き方の形態”でしかないわけです。自営業か雇用契約か、というだけの話です。

さらに言えば、冒頭でも触れたように、起業は自由です。
何をやるのも、どれだけ時間やお金を使うにも、本業にするのも副業にするのも。
なんなら、本業があれば自分の事業で利益を出す必要すらないわけです。
だからこそ、自分のやりたいことややってみたいことで起業していいんです。(もちろん、お金を稼ぐためにやるのもよしです)

宿題を教えることだって起業

天台宗を開いた最澄の言葉に、こんな言葉があります。
「一隅を照らす者、これ、国の宝なり」
私は、この言葉は起業をする上ですごく重要な考え方だと考えています。

例えば、「この近くに、レベル感を関係なく楽しめる野球チームがないから、草野球チームを作って野球イベントを企画しよう!」って、まさしく”一隅を照らす”ことだと思うんです。

カジュアルな野球チームやイベントがあることで、同じ悩みを持っていた地域の人が喜ぶわけです。「野球を気軽にやれる場所を作ってくれてありがとう」と。
その対価に、1人あたり少しずつお金をいただけばいいんです。これは立派な起業だと思います。
起業とお金って切っても切り離せないのです。そして、お金をもらうことってなんとなく罪悪感を持ちます。
私は、起業において、お金は”ありがとうの対価”だと考えています。あなたがこれをしてくれたから、私から少しお礼をさせて。

自分がやりたいことをやって、人から感謝されて、お金までいただいちゃって。こんなに素敵なことないですよね?これが叶うんです。起業なら。
子どもの頃に、宿題を友達に教えてあげたりしたことありませんか?もしくは、何かを手伝ってあげたりとか。そして、そのお礼にお菓子とかもらっちゃったりして。

もしそんな経験があったとしたら、あなたはとっても起業に向いています。だって、人から感謝されて、お礼をもらってるという、非常に起業に近いことをやっていたわけですから。

新しいアイデアがなければ、新しい価値を生み出せない、わけではない

これらの話を抽象化するのであれば、”社会に対して新しい価値を提案すること”が、起業という行為の役割(のひとつ)であると表現しましょうか。
ところで、起業をしたい!という方のボトルネックのひとつに、
「事業のアイデアがない!」という問題があります。

これは、先ほど述べた"新しい価値”というのを、"新しいアイデア”と置き換えてしまっていることが原因の一つだと思います。
新しい価値=新しいアイデア、ではないのです。
世の中にすでにあるものでも、場所を変えてみたり、売り方を変えてみたりすることで、新しい価値になります。

先ほどの野球の話でもそうです。「他の地域には草野球をやる環境が充実しているけど、自分の周りだとない」から、自分の近くでやることで"新しい価値"になるわけです。これは、すでにあるものを、場所を変えることで新しい価値にしたパターンですね。

イメージの起業と実際の起業

誰に強制されてやるわけじゃない、起業とは全てが褒められることである

さらに、仮に野球チームで収益を作ることができず、断念したとしましょう。
失敗したとしても、誰があなたを責めるのでしょうか。一緒にやってくれた仲間やお客さんにはきっと
「少しの間でも野球ができる環境があって楽しかった!」
「あなたが動いてくれたおかげで、好きな野球に久しぶりに触れれたよ」
みたいなところでしょう。

起業の良いところってそこなんです、小さく始めたら、失敗した時に誰かにひどく迷惑をかけることって基本的にはないんですよ
だから、小さく起業をするときのリスクは自分の時間(とお金)です。だからこそ、好きなことで起業しようとしたらほとんどノーリスクなんです。

あなたの趣味がカラオケだとしましょう。3時間みっちり歌って、お金を払ってお店を出た時に、「あー楽しかった!」と言うでしょう?
「あーあ、時間とお金を無駄にしたな………」って思う人なんていないと思います。好きなことで起業をすると、同じようなことが起こります。

小さく起業してダメでも趣味で終わるんです。でも、うまくいった時には趣味と違ってお金になる。人と繋がれる。本業にすらなるかも。
どうですか?起業、ちょっといいな?って思ってきませんか?

でも、なんの勝算もなく起業しても、あまり面白くありません。
そこで、具体的な戦略の作り方は今後お話ししていきます。ぜひお付き合いいただけたら嬉しいです!

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この記事を書いたライター

愛知県の一般サラリーマン家庭に生まれ育ち、大学から京都に移住する。元々教育に興味のあったことから学習塾でアルバイトを始める。その後、アルバイト先の会社から話をいただき、18歳時で大学を休学して学習塾の教室長を務める。その後、複数の教育系会社の運営補助、コンサルティング等で生計を立てつつ、京都、滋賀、奈良で飲食、補助金などの新規事業の創設に携わっている。専門分野は補助教育、人事採用など。

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