2024年4月6日(土)・7日(日)、東映太秦映画村で「太秦江戸酒場 夜桜花吹雪」が開催されます。夜の映画村に京都の名店の食事が並び、日本酒も飲み放題で(※要おちょこ購入)、伝統芸能を心ゆくまで楽しめるのが、粋な大人の夜祭「太秦江戸酒場」です。
今回のテーマは「夜桜花吹雪」。心地よい春の夜風に吹かれて、江戸の街並みをそぞろ歩きするなんて風流ですね。
2025年から全面リニューアル工事に入る映画村では時代劇セットも刷新するため、2024年4月7日をもって現行のセットとはお別れとなります。約50年もの間、私たちを楽しませてくれた時代劇セットの見納めとともに、幻想的な花の夜宴を堪能しましょう。
それでは、昨年11月に開催された前回の太秦江戸酒場「秋の宵・村の祝祭」の様子をご紹介します。はじめて参加してみようかな~という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
太秦江戸酒場を体験してみた
太秦江戸酒場は様々な酒蔵の日本酒が楽しめるのが魅力のひとつ。わたしはお酒が大好きで、まあまあ強い方だと思っていますが、どういうわけか日本酒はあまり飲んだ経験がなかったんです。そんな日本酒ビギナーの私が、お酒の美味しさを知るキッカケとなったのが、この江戸酒場でした。
会場についたら
「いざ江戸酒場!」と意気込んでいたわたしは18時の開始前に会場に着いてオープンを待っていました。まずは、会場で専用金券「太秦小判」を買います。会場内では現金やカードは使えませんのでご注意ください。メニューによっては小判が複数枚必要なので、多めに買っておきましょう。お酒を飲みたい方は専用の「おちょこ」を購入するのがマストです。
たくさんの人が集まっていて、江戸時代にタイムスリップするべく着物を着られている方も多くおられました。皆楽しみにしてるんだなぁ・・・初めての参加だから緊張するなぁ・・・と思っていたわたしの10分後がこちらです。
太秦江戸酒場スタート!
気づいたら3杯飲んでいました。どうやら、私は根っから呑兵衛のようです。さっそくお気に入りのお酒もできました。会場のあらゆる場所に日本酒のびんを持ったスタッフさんがスタンバイしていて、色んな種類のお酒をついでもらえます。蔵元さんが手づから接待してくださることもあり、思わず恐縮してしまいました。
「さすが映画村、ちょんまげの似合う俳優さんだ〜」と思ったら本物の杜氏さんでした!!お酒好きにはたまらない機会ですね・江戸酒場はただのイベントというよりも、非日常の「お祭り」であることを感じ、テンションが上がっていきます。
日本酒だけでなく、ワインのブースもありました!いろんなお酒が飲めてうれしい〜!!
名店の料理を味わう
お酒を飲んだらおつまみも欲しくなりますよね。太秦江戸酒場には京都の名店が出店していて、普段なら敷居が高いようなお店にチャレンジすることもできます。これは映画村さんのSNSで知って楽しみにしていた祇園「中村楼」の貝出汁ラーメンです。かなりの行列でしたが、並んだ甲斐がありました。
続いて「沖よし」の牛すじです。後から戻ってきて2杯目もいただきました。この日は肌寒かったので温かいものが嬉しいです。
締めに「高倉屋」のおでんと千枚漬けをいただきました。身も心もほかほかです。
パフォーマンスを楽しむ
太秦江戸酒場では、飲食だけでなく伝統芸能を体験することができます。ここでは、池坊さんに「いけばな」を教えてもらえるワークショップが開かれていました。贅沢ですね〜。わたしはお花見気分でお酒を飲んでいました。
そうこうしているうちに、外では観月能もはじまりました。夜の映画村にぴったりの幻想的な時間です。余韻を味わいながら歩いていたら、花嫁行列がしずしずと前を通り過ぎて行きました。夢か現実かわからない、ふわふわとした体験です。
たくさん食べて飲んだので、そろそろ帰ろうかなと考えていると、さきほどの花嫁行列の方々が宴会を開いていました!参加者もパフォーマンスの世界に入り込んでしまえるのは画期的。登場人物の1人になったような気持ちで最後のお酒をいただきました。
時計を見ると20時40分。時間を忘れるほど満喫していたのでした。
おわりに
花の便りとともに、うきうきする春の宵。お酒や和の世界が好きな方は、堪能できること間違いなしの幻想的なお祭りです。これでお別れになる時代劇セットをしみじみと眺めながら、心ゆくまでお酒や食事・パフォーマンスを楽しみましょう。わたしは前回1人で行って飲みまくりましたので、「夜桜花吹雪」は友達を誘って楽しく回ろうと思います。
「太秦江戸酒場 夜桜花吹雪」
開催日 2024年4月6日(土)・7日(日)
開催時間 18時~21時
時代劇の聖地・太秦映画村が織りなす、幻想的な宴…その名も「太秦江⼾酒場、夜桜花吹雪」。さぁ、お気に入りの着物に着替えたら、はるかな時をこえて江戸時代の京都へと旅してみませんか?