【第六回】茶の湯の祖、村田珠光が生けた抛入れ花に投稿された画像

『君台観左右帖記』所収

『君台観左右帖記』所収

同書は「文明八年(1476)能阿彌筆」と記されている。
「襷」とは、動きやすいように、和服の袖をたくしあげるため、両肩から両脇へ斜め十字形になるようにかけて結ぶ紐(ひも)。引いては、異なる人を結び付けるとの意味が込められていた。私蔵の同書は、江戸時代初期に写された書物だが、花器に生け花の絵図が描かれていた同書は他にはなく、唯一、私蔵書にて見ることが出来る。

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