

2025年7月4日、Kyoto Love. Kyoto編集部はタブーに挑んだ1冊を発刊します!そのタイトルは「禁断の京都カースト ー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー」です。
これを聞いて、「京都カーストって何?」と思った方も、「京都カースト!?えらいけったいなもんを扱わはんねんなあ。悪い冗談ちゃうの??」と驚いた京都人の方もおられるでしょう。しかしこの本は、Kyoto Love. Kyoto編集部が大真面目に、血道を上げて編集したものです。京都カーストとは何であるか、この本にはどのような想いがあるか、この本の魅力は何であるか、の3点についてご説明いたしましょう。
1.京都カーストって何?
京都カーストを簡単に言うと、都市伝説のようにまことしやかに囁かれる、下図のような京都市内ヒエラルキーのことです。ちなみにこの図は一例で、京都人同士でもピラミッドの構成は異なります。
詳しくは、本書の「京都カースト基礎知識」という項目でご説明しておりますのでお読みください。


※この図は、一般的な見解によるものであくまで一例です。
どこの地域でもエリアごとの意識はあるものですが、京都カーストはその基準が独特です。京都市11行政区での序列だけでなく、「京都御所からの距離」「御土居」「平安京」「山鉾町」など、それぞれ別の歴史的背景も関わってくるのです。これは京都人以外の人にとっては理解しがたいでしょう。しかし、考える価値のある興味深い文化でもあるのです。本書ではこれらのエリア分けの解説なども行っております。
2.この本に込められた想い
前段でご説明した「京都カースト」は、京都市民の中に「暗黙の了解」としてひっそりと息づいています。大声で喧伝するようなものではなく、そのような行為はタブーです。さしずめ、われらKyoto Love. Kyoto編集部は、タブーを破った愚か者というところでしょう。
それでも伝えたい想いがあったからこそ、本書を出版しました。それは、「京都カーストの裏には地元愛がある」という想いです。他区との上下を気にしている反面、みんな自分の地元(出身地)は特別だと思っています。本書では、京都市11行政区、それぞれに深いつながりがある11人(各区につき1人ずつ)のライターに自分の区の良さを語ってもらいました。これは、真の「京都」を知る上でかなり面白い試みだと考えています。
もう1つは、「京都カースト」は単なるいけずな差別ではなく、東京奠都に起因する京都人の深い喪失感に根差した感情なのではないかという考えです。これは、特に本書の序文でお話しております。
京都カーストという呼び方は近年のものですが、概念自体は「洛中洛外」と呼ばれるなど、存在します。幼い頃から京都市内に住んでいる人は大体が京都カーストを経験しており、時に嫌な想いをした方もおられることでしょう。ただ、この本をきっかけに、さまざまな想いがこもった京都カーストと深く向き合うことで、思いもかけない魅力的な京都人の姿が浮かび上がるということを、私たちは伝えたいのです。
3.この本の魅力とは
- 地元民からみた、11行政区それぞれのリアルな話を読むことができます。
- イラストレーターのはかなシさんが描く11行政区のイメージキャラクターがカワイイ!
- 触れてはいけないはずの「タブー」に正面から挑んだ快作です!表の京都はもちろん、京都人の本音を知ることができます。
【書籍情報】
書名:禁断の京都カーストー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー
著者:Kyoto Love. Kyoto編集部
発行所:サンケイデザイン株式会社(Kyoto Love. Kyoto編集部)
発売日:2025年7月4日(金)大垣書店で先行販売!
定価:1200円(税込)
ISBN:978-4-911233-09-2
書誌URL:COMING SOON
主要取扱店舗:大垣書店 麻布台ヒルズ店、京都本店、京都ヨドバシ店、烏丸三条店、堀川新文化ビルヂング店、京都ポルタ店、その他店舗(最寄りの大垣書店で是非ご予約ください)
【発行】
会社名:サンケイデザイン株式会社 Kyoto Love. Kyoto編集部
所在地:京都府京都市北区紫野西御所田町14-2
設立:昭和46年10月
資本金:1,000万円
代表取締役:吉川忠男
ホームページ:http://sankeidesign.co.jp/