ヽや(ちょぼや)店主
櫻井 功一

おこぼ/舞妓/芸妓/花街/花緒

 
1966年京都市生まれ。
2013年より三代目に。
おこぼに代表される舞妓の履き物から、さまざまなジャンルの方々とのコラボレーションによる斬新な履き物まで、『和と伝統』を大切にしながら、革新に取り組んでいます。

東京・浅草生まれの祖父が、奉公先の履物店のお嬢さんと恋に落ち、祇園・花見小路に店を構えたのは、今から六十五年前。昭和二十九年のことでした。さて店の名前は、と考えてつけたのが「ちょぼや」。文字を書くために筆を置くとき、必ず ヽ(ちょぼ)から始まります。「初心忘るべからず」という意味が込められています。
祖父の跡を継いだ父から、履き物の花緒のすげ方を学びながらも、日本中を電車に乗って旅していた学生時代から、スーツを着て仕事をすることに憧れていた私は、旅行業界の営業職に二十数年間携わっておりました。
高齢になった父の跡を継ごうと覚悟を決めて店に入ったものの、じっとしていること、手仕事を究めることに苦手意識を持っていました。また、花街ならではの習わしは知らないことばかり。それでも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と、おかみさんやおかあさん、芸舞妓と積極的に話をさせて頂き、いろんなことを聞けるようになりました。

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櫻井 功一

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1966年京都市生まれ。
2013年より三代目に。
おこぼに代表される舞妓の履き物から、さまざまなジャンルの方々とのコラボレーションによる斬新な履き物まで、『和と伝統』を大切にしながら、革新に取り組んでいます。

東京・浅草生まれの祖父が、奉公先の履物店のお嬢さんと恋に落ち、祇園・花見小路に店を構えたのは、今から六十五年前。昭和二十九年のことでした。さて店の名前は、と考えてつけたのが「ちょぼや」。文字を書くために筆を置くとき、必ず ヽ(ちょぼ)から始まります。「初心忘るべからず」という意味が込められています。
祖父の跡を継いだ父から、履き物の花緒のすげ方を学びながらも、日本中を電車に乗って旅していた学生時代から、スーツを着て仕事をすることに憧れていた私は、旅行業界の営業職に二十数年間携わっておりました。
高齢になった父の跡を継ごうと覚悟を決めて店に入ったものの、じっとしていること、手仕事を究めることに苦手意識を持っていました。また、花街ならではの習わしは知らないことばかり。それでも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と、おかみさんやおかあさん、芸舞妓と積極的に話をさせて頂き、いろんなことを聞けるようになりました。

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