▶︎京 冨田屋文化茶論 第一回ゲスト「華道家元池坊 次期家元 池坊専好氏」
▶︎京 冨田屋文化茶論 第二回ゲスト「株式会社松栄堂 代表取締役社長 畑 正高氏」
京都市内を自転車で走ると、北から南に向かっての下り坂になっていることを体感します。つまり、北に行くほど標高が高いということです。
ところで、京都の北といえば北山(ちょっとムリクリかな)。
では、堀川北山の交差点からそのまま南にず~っと下がっていくと、ある建物のテッペンと(ほぼ)同じ高さになるそうです。
はてさて、その建物とは?
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正解は、東寺の五重塔でした。
塔の高さは約55mと言われています。
ということは、北山通りと九条通りとでは55mも高さが異なるということですね。
「なんか知らんけどスゴイ!」と思ってしまいました。
さて、今回のゲストはその東寺からお迎えしました。
真言宗総本山 教王護国寺(東寺)・砂原秀輝執事長です。
東寺は平成6年に世界遺産として登録されるなど観光スポットとしても有名です。
また、市民にとっては毎月21日に開かれる縁日「弘法さん」としても親しまれています。
弘法さんといえば空海。
最澄とともに遣唐使として中国にわたり、密教を日本に持ち帰りました。
平安京の造営時に国家の寺として建立された東寺は、後に嵯峨天皇より空海が賜ったものです。
ちなみに「弘法大師」の名前は醍醐天皇から賜りました。
そんな由緒正しき、東寺と空海が織りなした1200年の歴史には思わず「へえ~」とうなずいてしまうエピソードがいっぱい。
・空海は海賊のえん罪を着せられた?
・カフェの起源は東寺にあるの?
・東寺をモデルに建てられた現代建築とは?
などなど、砂原秀輝執事長が明かすマル秘物語をお楽しみください。
京 冨田屋文化茶論「峰子と晃嗣の部屋」とは
京都・西陣の地で明治18年以来、呉服商として京町家の姿を守り続けた冨田家13代目・田中峰子氏。
この西陣老舗当主の念願は、京都の文化とは何か、守るべき文化とは何かの真髄を極めるべく、ともに語らい学び、それを伝える場を作ること。
今回、強力な助っ人・元同志社大学学長・村田晃嗣氏とともにホストを務め、ゲストと語らう井戸端会議が実現します。
それが「京・冨田屋文化茶論 峰子と晃嗣の部屋」です。
老舗当主としての経験と想い、大学教授の深淵なる見識。
一見すると硬いトークかと思いきや、さにあらず。
気さくな性格の2人が織りなす軽妙な会話にゲストも思わず本音がポロリ。
だから井戸端会議なのです。
読者の皆さんも茶論でのひと時をチラリと覗いてみてください。
冨田屋について
江戸中期に初代冨田屋藤兵衛が伏見で両替商を始めたのが冨田屋の起こりです。
明治維新時の鳥羽・伏見の戦いで店舗の全焼を経て、1885年(明治18年)に西陣の地に現在の店舗が建てられました。
明治の大店町家の典型として1999年に国の登録有形文化財に指定、現在に至ります。
西陣くらしの美術館・冨田屋(とんだや)は京都の西陣で昔からの伝統や生活を今も受け継ぎ、京町家として国の登録有形文化財の指定を受けている老舗呉服問屋です。町家見学や着物体験など京都の旅をより満喫出来る文化体験も実施しています。