一人ひとり、身近なプラごみから削減しよう!

私たちひとりひとりは、この使い捨てプラスチック問題について何が出来るのか少しの時間で構わないので考えて欲しい。
私たちの生活は消費なしには成り立たない。
その消費生活はそれぞれの「ものさし」で“商品”や“サービス”を選択している。
その「ものさし」を、この「新生活様式」でバージョンアップさせる時期にきているのではないだろうか。
私たちが欲しているのは使い捨てプラスチック容器でなく、その中身の「食べ物」や「飲料」だ。
私たちは「ごみまで買っている」ことを忘れてはならない。
その視点をみなさんの「ものさし」に取り込むことが「新生活様式」であって欲しい。

私たちは、神仏とのかかわりの中で培われた、自然やいのち、食に関わる人への感謝を「いただきます」「ごちそうさま」という言葉で表し、生活の中から生まれたモノを、無駄なく大切に使う心「始末」「もったいない」という精神を持ち続けている。
また、洗練された文化との触れ合いを通じて、町衆の暮らしの中で育まれた本物・本質へのこだわりを大切にしてきた。
四季折々の美しい自然の中で培われた季節感を取り入れ、茶の湯や生け花といった生活文化によって育まれた「おもいやり」「おもてなし」の心は、私たちひとりひとりに受け継がれているはずだ。

この、先の見えない今だからこそ、私たちが引き継いできた心を活かし、さまざまな課題解決に向けた「祭」をしようではないか。
ピンチはチャンス!まずは、身近な使い捨てプラスチックを「私」から削減してみよう。
それを連鎖させ「私たち」につなげていこう。
京都での取り組みが日本を変えていく。
それだけ注目をいただける歴史と文化に育まれた京都だからこそ、一人ひとりが課題から目を背けるのでなく、どうしたら解決出来るのかを考えると同時に、行動を起こすことが、今、求められているのである。

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この記事を書いたKLKライター

祇園祭ごみゼロ大作戦 理事長
太田 航平

 
(一社)祇園祭ごみゼロ大作戦 理事長

持続可能な地域社会をデザインすることを目的として設立された「NPO地域環境デザイン研究所ecotone」代表理事。
主な活動のひとつとして展開する「リユース食器を活用した環境対策」は京都から全国に広がり、祇園祭(京都)や天神祭(大阪)などでも導入されている。

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持続可能な地域社会をデザインすることを目的として設立された「NPO地域環境デザイン研究所ecotone」代表理事。
主な活動のひとつとして展開する「リユース食器を活用した環境対策」は京都から全国に広がり、祇園祭(京都)や天神祭(大阪)などでも導入されている。

|祇園祭ごみゼロ大作戦 理事長|環境/まちづくり/持続可能性/市民活動/京都

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