「あれ、意外と似合う…?」「いけてますね!」「似合う!!!」本当はもっと普通の色を着てほしかった私、浴衣を売りたい店の人、はしゃぐ夫。これは、もう、買うしかない。その浴衣は新品で、確か6000円くらいだったと思う。そのあと、角帯を別のお店で1000円で、下駄をまた別のお店で500円で手に入れ、1日で、一万円もかけずに、浴衣デビューの準備が整ってしまった。

おわりに

今回は、2年前に京都に来たばかりの、いわば「よそ者」である私の視点から、着物初心者が着物を始めるにあたり、いかに京都が恵まれた場所であるか、ということについて書かせていただいた。ちょうど浴衣を着るのにいい季節になってきたし、これまであまり着物に縁のなかった方も、始めの一歩を踏み出してみては。

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この記事を書いたKLKライター

きものライター
千賀 佳織

青森県出身。母の実家が小さい呉服店であったことから、幼少期よりなんとなく着物に興味をもつ。実家が裕福でなく、実際に着物を着る機会はほとんどなかったため、着物愛をこじらせて、新卒で関西ローカルチェーンの呉服店に就職。仕事自体は楽しかったものの、理想と現実のギャップに悩んで心を病み、一年で退職。その後は京都に移り住み、自由気ままに着物と触れ合う日々を送っている。

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青森県出身。母の実家が小さい呉服店であったことから、幼少期よりなんとなく着物に興味をもつ。実家が裕福でなく、実際に着物を着る機会はほとんどなかったため、着物愛をこじらせて、新卒で関西ローカルチェーンの呉服店に就職。仕事自体は楽しかったものの、理想と現実のギャップに悩んで心を病み、一年で退職。その後は京都に移り住み、自由気ままに着物と触れ合う日々を送っている。

|きものライター|着物/移住/天神市

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