琵琶湖疏水は、当初、田畑の灌漑や水車を動力にした産業育成を主目的としたが、完成直前に水力発電に切り替えられ、生み出された電気は日本初の電気鉄道を走らせるなど、近代京都の発展の推進力となった。
疏水の流れは、米や木材、海産物などを運搬し、遊覧船が観光客を乗せて運んだ。
大正時代の通船では、最盛期に1日当たり150隻以上の舟が行き来していたという。
さらに京都御所や東本願寺の防火用水にも利用され、寺社・邸宅などの日本庭園に引水して美しい庭園が作られた。

このように琵琶湖疏水は、京都の近代産業を育成し、潤いのある古都を育み、かけがえのない命の水を今も京都に運んでいる。

参考文献
びわ湖疏水船 乗船公式ガイドブック、平成30年3月28日発行
びわ湖疏水船【公式】HP

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・琵琶湖疏水も高度経済成長期にルートを変えているんだネ
・疏水の桜や紅葉を見上げる景色もいいネ
・1日5便しかないのは残念だよね
・疏水の水力発電は完成直前に切り替わったのね。よかったんじゃない

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この記事を書いたKLKライター

京都市文化財保存活用・施設整備アドバイザー
松田 彰

 
京都市文化財保存活用・施設整備アドバイザー
京都大学工学部建築学科卒、同大学院修了
一級建築士

1957年生まれ
1982年4月から京都市勤務
2018年3月に京都市都市計画局建築技術・景観担当局長で退職
2018年4月から現職

著書:「花街から史跡まで 散歩でハマる! 大人の京都探訪」(リーフ・パブリケーション)
共著:「京都から考える都市文化政策とまちづくり」(ミネルヴァ書房)
   「『京都の文化的景観』調査報告書」(京都市)

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松田 彰

 
京都市文化財保存活用・施設整備アドバイザー
京都大学工学部建築学科卒、同大学院修了
一級建築士

1957年生まれ
1982年4月から京都市勤務
2018年3月に京都市都市計画局建築技術・景観担当局長で退職
2018年4月から現職

著書:「花街から史跡まで 散歩でハマる! 大人の京都探訪」(リーフ・パブリケーション)
共著:「京都から考える都市文化政策とまちづくり」(ミネルヴァ書房)
   「『京都の文化的景観』調査報告書」(京都市)

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