この日を迎えるまでの道のりを回想しているうちに渡御列は石段下に辿り着いた。昨年と同じよう石段に輿丁が並び、マワセ!マワセ!の掛け声のもとで神馬が大きく三周廻った。すぐさま行列は神幸道から境内へ入り同じように神馬は舞殿を三周した。奇しくも今年の7月24日は旧暦の6月15日、かつての祇園臨時祭が斎行されていた日にあたる。満月が優しく、力強く境内を照らしていた。さながら素戔嗚尊の幻影のように。

Photo by 三宅徹

最後の最後に、今年は許される限りの場を神輿会に与えていただきました八坂神社並びに清々講社、宮本組の皆さまに御礼を申し上げます。また酷暑の中で私たち以上に汗を流して祇園祭を追い続けていただいた写真家や報道の皆さまの情熱にも頭が下がる思いでした。ありがとうございました。

Twitter Facebook

この記事を書いたKLKライター

三若神輿会幹事長
吉川 忠男

 
三若神輿会幹事長として、八坂神社中御座の神輿の指揮を執る。
神様も、観る人も、担ぐ人も楽しめる神輿を理想とする。
知られざる京都を広く発信すべく「伝えたい京都、知りたい京都 kyotolove.kyoto」を主宰。編集長。
サンケイデザイン代表取締役。

記事一覧
  

関連するキーワード

吉川 忠男

 
三若神輿会幹事長として、八坂神社中御座の神輿の指揮を執る。
神様も、観る人も、担ぐ人も楽しめる神輿を理想とする。
知られざる京都を広く発信すべく「伝えたい京都、知りたい京都 kyotolove.kyoto」を主宰。編集長。
サンケイデザイン代表取締役。

|三若神輿会幹事長|祇園祭/神輿/八坂神社/裏側/深い話

アクセスランキング

人気のある記事ランキング