ハケ柄模様の西陣御召(徳永弘氏所蔵)

ハケ柄模様の西陣御召(徳永弘氏所蔵)

現代物の西陣絣

アンティークだけが西陣絣ではありません。当時ほどの量はありませんが、令和の現在もセンスのよい西陣絣がつくられています。唯一の若手職人である葛西さんは若いクライアントさんとともに新しい絣を生み出しており、ファンを獲得しています。
一見すると山道や格子柄の変形に見えますが、よくよく眺めると驚くほど凝ったつくりなのも特徴で、織屋さんと葛西さんの情熱が伝わってくるよう。これから生まれる西陣絣からも、目が離せそうにありません。

葛西郁子さんが手がけた西陣絣の帯たち。

葛西郁子さんが手がけた西陣絣の帯たち。

左は(有)杉村、右は今河織物(株)の製品

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この記事を書いたKLKライター

いとへんライター・文筆家
白須 美紀

染織や紙を中心に地元京都の工芸を取材し、WEBや雑誌に寄稿。
2014年に西陣織の職人さんたちと西陣絣を伝える「いとへんuniverse」を結成。個人でも西陣絣の研究活動を続けている。また、2020年より染色作家岡部陽子と手染毛糸Margoを立ち上げ、インディダイヤーとしても活動中。


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2014年に西陣織の職人さんたちと西陣絣を伝える「いとへんuniverse」を結成。個人でも西陣絣の研究活動を続けている。また、2020年より染色作家岡部陽子と手染毛糸Margoを立ち上げ、インディダイヤーとしても活動中。


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