令和3年の御神霊渡御祭後の神馬と満月

令和3年の御神霊渡御祭後の神馬と満月

 撮影:三宅徹

神輿が出なかった年で、居祭の2回目です。これ、たまたま満月なんですよ。御神霊渡御祭を終わって帰ってきた神馬がちょうど舞殿にかかって、満月が出ている。旧暦の6月15日大祭の日ですかね。
この写真は疫病が鎮まらなくなった祇園祭の証拠写真ですよ。こういうタイミングが次を訪れるときは19年後です。それまでに疫病が鎮まるような祭に私は戻したいな、という思いでこれを飾っているんです。三宅徹さんというカメラマンさんにたまたま撮っていただいて、本当にありがたかったです。
後世に残したいことは主に心の部分ですね。それは祈りの心であり、文化であり。」

KLK 第1部の対談、有難うございました。

第1部を終えて

祇園祭(祇園御霊会)が始まった平安の世に立ち戻り、水と気の浄化を目的とする祇園祭の精神的な原点を説いていただいた野村宮司。かたや34ある山鉾保存会それぞれの独自性、また祇園祭の多様性やスケール感を文化の継承という観点で語っていただいた木村理事長。それぞれの視点の違いこそがまさに祇園祭の奥深さかと思います。

次回の第2部(7月7日公開予定)では「祇園祭にまつわる難儀」についてお二方のお話を掲載予定です。どうぞお楽しみに!

対談写真撮影:今村写真場

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