200品種の桜を守る!京都府立植物園 ~桜守に聞いた、江戸時代の桜品種をつないできた人々~
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開園100周年の意義
中井「京都府立植物園は2024年の1月で100周年を迎えました。ということは樹齢100年の木があるということです。これは他の植物園にはない魅力で、儲けとは異なる軸での価値になります。100年前の先輩が植えたものを、さらに100年先に見てもらうためにいま、私たちは苗木を植えています。次の100年がある植物園にしていくために、苗木を植え続けないといけません。
桜は寿命が短いといわれますが、面倒をみてあげると長生きする植物なんです。『桜切るバカ』といわれるのは、桜が腐りやすいということです。でも芽吹く力・発根する力がある。これは、古いボロボロのソメイヨシノです。ボロボロだと切られてしまうことが多いですが、大事に育てたら次の世代につなげることができます。桜は不定根を出す力がとても強く、新しい枝がどんどん出てきます。今も復活しようとしている最中なんですよ。」
おわりに
京都府立植物園の桜守である中井さんからのお話に、目からウロコが出る想いでした。のんびりできるだけではない、京都府立植物園の真のすごさが少し分かった気がします。今年の桜は「きれいだな~」だけではなく歴史に想いを馳せて観賞したいです。
京都府立植物園ではお花見も可能ですが、園内でのアルコールはNG、お花見のゴミも家に持ち帰ってくださいね。「植物に近寄って見てもらいたい」という植物園の想いにより、桜の下で敷物をしいてご飯を食べるのはOKです!ロープ柵があるところだけは、中に入らないようにしてくださいね。公園では桜の根を踏むとよくないので敷物禁止のところもあるんですが、京都府立植物園では冬の間に根の下をほぐしたり、肥料をやって、お花見のための準備してくれているんです!ぜひ京都府立植物園で、京都の春を楽しみましょう。
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