未来の研究者へ

中学時代は優勝にまで導いたバスケットボールを、高校時代は自転車での一人旅に興じた。高校在学中に紀伊半島や能登半島を巡り、東北縦断にまで足を伸ばした。このことが大学院時代に休学をして世界を巡るきっかけになった。数学と理科が得意な根っからの理系人だが、実は地理も好きだったと言う。地図を見て、ここにはどんな風景があり、どんな人が住んでいて、どんな道があるのだろうかと、考えるのが好きである。ずっと道を見続けていたと語る。

インターネットやYouTubeを見れば世界旅行をした気分になれる現代ではあるが、その国のリアルな生活は現地に赴かないとわからない。そしてその暮らしの背景には必ず土木の仕事が息づいている。
電気や機械は個別技術で、土木は総合技術だと。「土木=社会」土木は社会のそして人の役に立つ。自分の研究が役に立つ。どうせ短い人生、おもしろおかしく生きたい。仕事が遊びの一部。研究も趣味。自身がアフリカの道路整備のために立ち上げたNPO法人道普請人(みちぶしんびと)の運営も趣味だと。こんな事が言えるのは大学人だからこそだと笑う。
「土木の原点は、人々の暮らしを守り豊かにする事」揺らぐことのない木村の信念である。

京都大学大学院 工学研究科 教授
工学博士 木村 亮

1960年3月 京都市生まれ
1978年3月 京都府立鴨沂高等学校卒業
1982年3月 京都大学 工学部 土木工学科卒業
1985年3月 京都大学大学院 工学研究科 土木工学専攻 修士課程修了

主な研究テーマ
構造物基礎の力学挙動、トンネルの力学挙動
補強土壁やアーチカルバートの力学挙動
新工法・新技術開発、国際技術協力
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この記事を書いたKLKライター

  

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