京都祇園祭の鉾にまつわる話
3基ある曳山のうち、北観音山と南観音山は四条新町を北に上がった新町通の放下鉾の北側に位置している。山には鉾でなくて真木の先に松の木(真松という)をくくりつけている。観音山にはこの真松の枝に、北観音山にはオナガドリが、南観音山にはハトの木彫が据えられている。この鳥の木彫は鉾立の最後に若衆が命綱なしで登って据え付ける。とても勇ましくてすごいので是非見てほしい。圧巻である。
山鉾は「やまほこ」ですか「やまぼこ」ですか?
長刀鉾を「なぎなたほこ」と読むのか「なぎなたぼこ」と読むのか、これは、どちらでもよいのですが、外国人観光客のために「なぎなたほこ」と濁点をつけずに表記するようにしたもので、最近では、日本古来の習慣に戻して「なぎなたぼこ」と表記されるようになってきている。
コロナ禍の影響で山鉾巡行が今年は見られませんが、ぜひ、この記事を参考に来年を楽しみにしてほしい。
(2020年7月の記事です)
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藤井 健一
昭和6年 京都市生まれ
元京都市中学校理科の教員で、今は年金生活者です。
理科実験器具の開発と手作りが好きで、いろいろなものを作って来ました。
いまも、様々な模型を作って楽しんでいます。
|元京都市中学校理科の教員|模型/鉾/祇園祭/清水寺/ミニサイズ
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