黒幕の真偽はともかく、徳川家康は度重なる失望を乗り越え、じっとチャンスを待ち続け、ついに天下を掌中に収め250年にわたる泰平の時代を築きました。

そこには忍耐はもちろんですが、「チャンスが訪れたらこうしよう」「今の自分にできる最善を尽くそう」という心構えがありました。なにより失望をエネルギーに変える不屈の闘志がなければ天下という名の女神は振り向いてくれなかったでしょう。

禍福は糾える縄の如し。災い転じて福となす。家康の生涯はこの言葉を体現していると思います。コロナという「禍い」に直面したまま新年を迎えた私たちですが、決して失望することなく、この禍が福をもたらせてくれるよう、前向きな気持ちで一年を過ごしたいものですね。


(編集部/吉川哲史)

【参考文献】

本能寺の変 431年目の真実/明智憲三郎
信長を殺した男(コミック)/藤堂裕・明智憲三郎
徳川家康大全/小和田哲男
学校では教えてくれない戦国史の授業/井沢元彦
徳川家康の秘密/宮本義己
信長・秀吉・家康の連略戦術/佐々克明
戦国武将の「政治力」/瀧澤中
他多数
Twitter Facebook

この記事を書いたKLKライター

八坂神社中御座 三若神輿会 幹事
吉川 哲史

 
Kyoto Love.Kyotoでの執筆記事数が50を超えるKLKフリーク。日本語検定一級、漢検(日本漢字能力検定)準一級を取得した目的は、難解な都市・京都をわかりやすく伝えるためだとか。

地元広告代理店での勤務経験を活かし、JR東海ツアーの観光ガイドや同志社大学イベント講座、企業向けの広告講座、オンラインイベント「ひみつの京都案内」などのゲスト講師に招かれることも。

得意ジャンルは歴史(特に戦国時代)と西陣エリア。自称・元敏腕宅配ドライバーとして、上京区の大路小路を知り尽くす。夏になると祇園祭に想いを馳せるとともに、祭の深奥さに迷宮をさまようのが恒例。

サンケイデザイン㈱専務取締役

記事一覧
  

関連するキーワード

吉川 哲史

 
Kyoto Love.Kyotoでの執筆記事数が50を超えるKLKフリーク。日本語検定一級、漢検(日本漢字能力検定)準一級を取得した目的は、難解な都市・京都をわかりやすく伝えるためだとか。

地元広告代理店での勤務経験を活かし、JR東海ツアーの観光ガイドや同志社大学イベント講座、企業向けの広告講座、オンラインイベント「ひみつの京都案内」などのゲスト講師に招かれることも。

得意ジャンルは歴史(特に戦国時代)と西陣エリア。自称・元敏腕宅配ドライバーとして、上京区の大路小路を知り尽くす。夏になると祇園祭に想いを馳せるとともに、祭の深奥さに迷宮をさまようのが恒例。

サンケイデザイン㈱専務取締役

|八坂神社中御座 三若神輿会 幹事|戦国/西陣/祇園祭/紅葉/パン/スタバ

アクセスランキング

人気のある記事ランキング