皆さんは「祭」と聞いて、どんなものを想像しますか?
屋台のベビーカステラやからあげ、のど自慢大会、太鼓の音と盆踊り…
そんなイメージしかなかった私にとって、祇園祭はよくわからない祭でした。

宵山?山鉾?コンチキチン?それが地名なのか、モノの名前なのか…さえ、他府県民にはわからないですよね。

この記事は、聞いたこともない単語が飛び交う祇園祭に全くついていけない人に向けた”ゆるゆる入門書”です。
 
 

100文字でわかる祇園祭

1150年も続いている大規模な祭。
7月17日と24日、疫病を鎮めるために神輿に神様を乗せて京都市内を回る。神様がお通りになる前に、山鉾の巡行で町を清める。
他にもいろんな催しがあるので、実は7月中ずっと祇園祭。
 

祇園祭 概要

期間:7/1~7/31の1ヶ月間
場所:京都市内(主に市内中心部の氏子地区)
主催神社:八坂神社
神様:素盞嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八柱御子命(やはしらのみこがみのみこと)などたくさん
祭りのいわれ:当時流行っていた疫病(怨霊のせいだと思われていた)を鎮めるため。

神輿渡御と山鉾巡行

神輿渡御(みこしとぎょ)

八坂神社の神様を神輿に乗せて、八坂神社から四条御旅所(神輿のお宿)まで渡御します。
約2トンある神輿を600人くらいの男たちで担ぎます。しかもそれが三基あるので、合計2000人くらいの男衆が集うことに。
掛け声は「ホイット!ホイット!」

山鉾巡行(やまほこじゅんこう)

祇園祭のハイライト。コンチキチンというお囃子と共にたくさんの山鉾が京都の通りをゆきます。
神様がお通りになる(神輿渡御)前に、山鉾でまちを清めるためとも言われています。

※そもそも山鉾って…?
大きくて豪華なヤグラみたいなもの。しかもそれが33基もある。「動く美術館」とも呼ばれ、それぞれ個性豊か。

祇園祭ゆるゆるマップ

祇園祭ゆるゆるマップ

薄く色がついたエリアが八坂神社のだいたいの氏子地区。

■山鉾
新町通〜河原町通、御池通〜松原通。
■神輿
東山通〜千本通、氏子地区の東西一円を廻る。

前祭と後祭

前祭(さきまつり)【7/17】

朝から山鉾が市内中心部をぐるっと巡行します。周辺に屋台が出て、歩行者天国になることでも有名。
その後、神幸祭。神輿渡御。神輿は八坂神社→四条御旅所へ。

後祭(あとまつり)【7/24】

前祭の反対回りで山鉾が巡行します。
神輿は四条御旅所→八坂神社へ。(御池大宮にある神泉苑を経由)

※2019年夏の記事です。

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